interview & text:Qollage

ZUNGGU ZUNGGU(ズング・ズング)。

紛れもなく、現在のシーンにおいて“最も勢いがある”といって過言ではないプレイヤーの一人だ。

レゲエ・セレクターとして日本の最重要サウンドのひとつ「EMPEROR」に最年少メンバーとして所属し、プロデュースした作品のアナログレコードは軒並みSOLD OUT。
昨年末には自身が監修した“世界初”となるLOVERS ROCKのガイドブックも出版された。毎日のようにタイムラインに出てくるあのピンク色の表紙を見るたび、その影響力の大きさをまざまざと感じたものだった……。

弱冠24歳の彼をここまで突き動かす原動力とは何なのか? そして、彼が愛してやまない「LOVERS ROCK」とは?

多忙な中、自分の拙いインタビューに付き合ってくれたことに心から感謝したい。


【ZUNGGU ZUNGGU Profile】
大阪府出身在住。
10代よりセレクター(※レゲエ界における「DJ」の意)を始め、現在はシーンの一線を走るレゲエ・サウンドクルー「EMPEROR」所属。クルー内ではオールドスクール担当として古き良きジャマイカン・ミュージックを選曲している。
中でもUK発祥の「ラヴァーズ・ロック」と呼ばれるレゲエのサブ・ジャンルに傾倒し、2020年にはラヴァーズ・ロック専門レーベル「IT'S A ROMANCE」を発足。
翌21年には更にプロデュースに注力するため「Bagus!」の白川大晃、小西誠らとプロダクション・チーム「Love Letter Revue」を結成する。
同年12月には自身が執筆・監修を務めラヴァーズ・ロックの専門書「LOVERS ROCK Record Guide Romantic Reggae Selection 1970s-1990s 」をリットー・ミュージックより上梓。これは、同ジャンルを扱ったものとしては“世界初”となるガイドブックであり、国内はもとより海外の好事家からの問い合わせも殺到。シーンの内外より大きな注目を集める!!
「プロデューサー / DJ / 音楽ライター」と、二足のみならず三足のわらじを履き、このカルチャーを多くの人に伝えるべく日々奮闘中。
Instagram: zungguzunggu
Twitter:zungguzunggu

| About “ZUNGGU ZUNGGU”

●では初歩的な話になりますが、今回のインタビューのテーマでもある「LOVERS ROCK」について軽く教えてください。
ZUNGGU ZUNGGU:
ラヴァーズ・ロックっていうのは、1970年代中期にイギリスで誕生したレゲエのサブジャンルです。主に"愛"をテーマにした楽曲が中心で、その頃に流行っていたアメリカのソウルやディスコとレゲエのハイブリッド的な音楽とでも言いましょうか、ある人はジャマイカで生まれたロックステディのイングリッシュ・タイプとも言っていました。まぁ解釈は人それぞれかもしれません。男性社会だったレゲエ・シーンで女性シンガーがフロントに立ち輝く事ができた音楽でもありますね。もちろん男性シンガーの存在も外せませんが。


●ZUNGGU ZUNGGUさんのバックボーンに迫っていきたいと思います。ラヴァーズ・ロックにハマったきっかけを教えて下さい。

ZUNGGU ZUNGGU:そもそもレゲエは昔から年の離れた兄の影響で知っていて。中学の時に一気にハマったんですが、バイトができない年齢のためお小遣いで、地元東住吉のCDレンタルショップ「ビデオインアメリカ」によく行って、良いCDに巡り合うまでひたすらレンタルしまくっていました(笑)
そこでたまたま借りたコンピ「Relaxin’ With Lovers vol.5」のクール・ノーツの「My Tune」を聴いた時が一番最初の衝撃で。 "こんなお洒落なレゲエがあるのか" と思いました。その時に一緒に借りたデニス・ハリスの作品集「The Lovers Rock Story」で初めてレゲエにラヴァーズ・ロックというジャンルがあるのを知りました。そこからもっと知りたくなり、ラヴァーズ・ロックとタイトルについた音源を借りまくりました。ですが、CDでは自分が聴きたいと思う曲とはなかなか出会えず、レコードでしか聴けない曲があることを知ってから、レコードを掘るようになりましたね。

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●そこからどのようにセレクターを始められたんですか?

ZUNGGU ZUNGGU:セレクターを始めたのは、ほぼノリです(笑)
CDを借り漁っていた中三の頃、カジノ891のカツくん(PAMPAM)が大阪府平野区でやっているレゲエCDショップ「ミスタープレジャー」に偶然入ったんです。お店を物色してたらカツくんに声をかけられ、話すうちに仲良くなってお店に通うようになりました。
で、ある日いつものようにお店に行ったら、現在の相方アックスと現在ヘンプ・ザイオンのタクマ君が立ち上げた「サムライ・ウルフ」というサウンドの旗揚げダンスのポスターが貼ってて。 "ここでイベントやるんですか?" とカツくんに訊いたら "そいつら若いねんけど、ここで旗揚げすんねん" と話をしていたら、アックスがたまたま店に来たんです。年齢を聞くと同い年と判明して "お前サムライ・ウルフにオールディーズ専門として入れや"とカツくんに言われ "え、入っていいんですか?" とアックスに聞いたら "全然入ってや" って感じのノリでセレクター始める事になりました(笑)

ちなみに「ZUNGGU ZUNGGU」という名前は、カツくんから好きな曲を訊かれ、その時はダンスホール・クラシックにハマっていたので "イエローマンのZungguzungguguzungguzengです" と答えたら "じゃあ今日からお前のあだ名はZUNGGU ZUNGGUな" と言われ、ZUNGGU ZUNGGUになりました(笑)

●そうだったんですね(笑)エンペラーに入られた経緯を教えて下さい。

ZUNGGU ZUNGGU:サムライ・ウルフとして約二年ほど活動した頃、サード・マインドというサウンドと吸収合併し、ロック・プライドというサウンドになったんです。でも、そのクルーも間もなくして解散することになってしまって。
その時に "今後どうする?" とアックスと話をした時 "一人でやってみたい" という風になり、お互い別の道を歩むことになりました。
そこからはドラム&ベース・レコードの店員として働きながら、たまにジャー・ワークスのサウンド・システムを運びに行って、アーリー回さしてもらうといった毎日でした。
ところがある日、ジャー・ワークス主催の「REBELLION」が梅田のNOONで開催された時、いつものようにシステムを運んでいたら、エンペラーのタク君に "サウンド解散したらしいけど、今後どうするん?" と訊かれて。 "特にこれといったビジョンも何もないです" と答えたらエンペラーに入るのはどうかと誘いを受け、入ることになりました。
で、入ったものの、何も聞かされず誘われた食事会に行ったらアックスが居て、その場で彼もクルーに入ることを知りました(笑)


| 春夏秋冬のラヴァーズ・ロック

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●それでは本題に入りたいと思います。EPの発売おめでとうございます。まず気になっていたことですが、個人的に以前のフランキーパリスさんはスタイルとしては主にディージェーをしている印象でした。今回ラヴァーズ・ロックをやろうと思ったきっかけを教えて下さい。

ZUNGGU ZUNGGU:僕自身も最初パリスちゃんに対してはダンスホールのイメージがありました。ですが、ハヤッセンさん(Totalize)がやっているヴォルテックス・レコードというレーベルからリリースされている「Sha La La」という曲でラヴァーズ・ロックをやっているのを聴いた時、ラヴァーズ・ロックが合うアーティストだなと感じ、いつかは彼女をプロデュースしたいと思っていました。ですが、その時はだからと言って特別自分からアプローチするわけではなかったです。
で、そこから約一年後、高知県のラヴ・ジャマイカンというクラブで開催された「Vinyl Addict」というイベントで、イエロー・テレサさんとパリスちゃんがレコードのB面でライブをするイベントのブッキングがあって。そのバックDJをするために着いて行った時の行きのバスで意気投合し "一緒に曲を作りたいね" という話になったのがきっかけです。

そこからすぐに僕がミュージシャンを揃え、楽曲制作が始まりました。そして、初めてパリスちゃんのプロデュースとして作った曲が「Sweet For Your Coffee」です。その曲をリリースした一ヶ月後には、今作のEPの構想が浮かび、そこから制作が始まりました。

●そうだったんですね。EPのテーマである”四季の恋“というのが素敵だなと思いました。
ZUNGGU ZUNGGU:
ドナ・サマーの「Four Seasons Of Love」というミニアルバムを聴いていた時、パリスちゃんと "このアルバムみたいに春夏秋冬のラヴァーズ・ロックを作れたら面白いよね" という会話をしたのがきっかけです。そうして同じコンセプトでEPを作ることになりました。


https://linkco.re/tdCEMQ5Q

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●面白いですね。EPの楽曲制作の進め方を教えて下さい。
ZUNGGU ZUNGGU:
最初に僕が方向性を定めて、その後にメンバーの力をお借りして、色付けをしていくという形ですね。
「Sweet For Your Coffee」は全部生音で作ったので、EPも同じく全部生音で作ることも考えましたが、その時期に打ち込みのデジタル・ラヴァーズにハマっていて。で、今回のEPは80年代後期のアリワやファッション・レコードのような打ち込みに挑戦したく、リズムの制作チームを作ろうと思いました。そして声をかけたのが、ラヴァーズ・ロック・バンド「Bagus!」の白川くんと小西くんでした。彼らとは元々一緒に何かしたいという思いがあり、作詞やリズム制作ができるので適任だと思いました。その二人と僕で最初に作ったのが春のラヴ・ソングである「Candy」です。同曲を作った時に確かな手応えを感じ、そうして三人で組んだチームが後の「Love Letter Revue」です。チーム名は、ピチカート・ファイブの「Sweet Soul Revue」にインスパイアを受けました。

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●歌詞や歌詞の世界観は歌手の方に委ねているんですか?
ZUNGGU ZUNGGU:
僕らは曲だけじゃなく、歌詞の世界観までもプロデュースするスタイルです。まずは僕が決めた方向性にそって作詞家の白川くんが歌詞を考えてくる。その歌詞に対して白川くん本人、もしくは小西くんがメロディをつけて、歌手の方に素案のトラックと仮歌入りのデモを渡す流れです。
なので、僕らが用意したものを歌手の方に演じてもらうってやり方です。
でも日本のレゲエ・シーンってどうしても”自作自演こそが正義”みたいな風潮があるから、僕らのやり方って受け入れ難い人はいると思う。だから、お仕事する相手は割とそういうのを気にしない人が多いかな。


| ラヴァーズ・ロックとはどんな音楽かを定義づけた一冊

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●それでは「LOVERS ROCK RECORD GUIDE Romantic Reggae Selection 1970s-1990!」についてのお話に移りたいと思います。出版することになったきっかけを教えて下さい。

ZUNGGU ZUNGGU:ある日コウくん(Earth Beat)とのレーベル「It's a Romance」のホームページにリットー・ミュージックさんから "ラヴァーズ・ロックの本を出さないか" と依頼が届いたのがきっかけです。コウくんとはサウンド・クラウド上でラヴァーズ・ロックの歌詞を考察するラジオ風のゆるい番組をしていました。その時から "ラヴァーズ・ロックのガイドブックがあればいいよね" と二人で話していたので、とても嬉しかったですね。

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●正に運命的ですね。とても詳しく丁寧な解説で、最後まで読みやすい本だと感じました。

ZUNGGU ZUNGGU:入門書だが、初心者から上級者も楽しめる内容ということを意識しましたね。曲紹介としてレコードを紹介しつつ、界隈の著名人とのインタビュー企画で知られざる歴史に迫りました。初めて聴いた人にもラヴァーズ・ロックとはどんな音楽かを分かってもらえるよう、定義づけた書籍にしようという思いがあったので。
というのも、以前からレゲエには色んなサブジャンルがある中、ラヴァーズ・ロックをどういうジャンルかということをちゃんと理解している人が少ないと思っていました。レゲエやダンスホールでラヴ・ソングを歌っていたら全てラヴァーズ・ロックかというと、実はそうではなく、もっと奥深い音楽であるということを理解してもらうことや、どういう音楽かということをきちんと明文化することがこの本の大きな目的でした。

●ラヴァーズ・ロックって奥が深い音楽なんですね。EPのリリースや本の出版を経て、嬉しかったというエピソードがあれば教えて下さい。
ZUNGGU ZUNGGU:
自分が昔からやりたいと思っていたことを達成できたことですね。特にファッション・レコードのオーナーであるクリス・レーンにインタビューさせてもらったことが印象深いですね。同レーベルを意識して制作したパリスちゃんの「Candy」を彼が絶賛してくれたのが特に嬉しかったです。

https://www.rittor-music.co.jp/product/detail/3120317122/

| ビジュアルについて


●EPや書籍のアートワークも、とてもお洒落で拘られている印象がありました。

ZUNGGU ZUNGGU:やっぱりデザインも手を抜きたくなかったんですよね。僕のプロジェクトに関するものは、ほとんどサナちゃんというデザイナーの方がデザインしてくれてて、もともと知り合ったのは7年前なんですけど。その頃にナイト・ワックスというクラブで初めてラヴァーズ・ロックのイベントを主催した時にフライヤーを誰に頼もうか悩んでたら、偶然サナちゃんが手掛けていたフライヤーを見つけて、一目惚れした感じです。それで知り合いの紹介でフライヤー・デザインをお願いしたんですが、自分の想像以上にお洒落なデザインが届いたんで、あの時はとても感動しましたね。今でもお気に入りで部屋に飾ってます。それからもフライヤーやブログのヘッダー画像とかを時折、作ってもらってたんですけど、2年前にレーベルを立ち上げる事になって「レーベル・ロゴ、ホームページ、レコードのジャケット、ラベル・シール、ポスター」などなど、あらゆる面でデザインが必要になった時"自分にはサナちゃんしかいないな"と思ってチームとしてデザイン面はお願いしたいと声をかけました。なんて言うんでしょ、やっぱり電話で話してても思うんですけど凄くフィーリングが合うんですね。自分が想像してるラヴァーズ・ロック像を上手く具現化してくれるので彼女に任せれば全部間違いないだろうと感じてる。だからパリスちゃんのレーベル(Simplicity)や今準備してるラヴ・レター・レヴューでの作品でもサナちゃんに携わってもらってるんです。

ちなみに書籍はサナちゃんではなくて「TOKYO TRIBE」や「変態紳士クラブ」などのデザインを手掛けているヨックスさんがデザインしてくださりました。リットー・ミュージックさんから出版されている他の本の装丁でも、結構ヨックスさんのデザインが沢山あって、そういう流れで今回の僕らの本も担当していただく事に。「It's a Romance」のデザインの雰囲気ってサナちゃんが作りあげてくれたものだから、イメージとして凄く強いんですよね。だから普段の雰囲気からかけ離れ過ぎないようにヨックスさんもデザインしてくださったんだろうなと思いますね。こちらもスタイリッシュでカッコいい本になって感謝してます!

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●ZUNGGUさんはファッションからお洒落だなという印象がありますが、ファッションに対するこだわりはありますか?

ZUNGGU ZUNGGU:ただ単にヴィンテージが好きで、人と違うファッションがしたいんです。でも、昔はファッションに対して無頓着でした。あまりにも無頓着で、先輩から貰ったお下がりばかりを着ていて。
そんなある時、先輩から "あんたお洒落な曲かけるのに見た目汚すぎる" と言われてしまって(笑)"着たい服がないんですよね" と言ったら "古着屋さんとか行ったら?" と言われ、南堀江の「LION MAGIC」という古着屋に足を運びました。そこには昔のレコード・ジャケットや映画で着てたような服がいっぱいあって、初めて着たいと思える服に出会いましたね。そこで一気にスイッチが入って、お洒落に目覚めました。


| 自分の人生を楽しくしてくれるもの

●プロデューサー / DJ / 音楽ライター とマルチに活躍されていますが、活動の原動力は何ですか?

ZUNGGU ZUNGGU:ラヴァーズ・ロックという音楽の素晴らしさを共有したいという思いが原動力です。


●ZUNGGU ZUNGGUさんにとってラヴァーズ・ロックとは?

ZUNGGU ZUNGGU:難しいですね(笑)言うなら僕の生きがいですかね。本を書いたり、曲を作ったり、レコードを人前でかけたりすることで、自分の人生を楽しくしてくれるものですね。


●コロナ禍で活動が制限されるかとは思いますが、今後の活動を教えて下さい。
ZUNGGU ZUNGGU:
今はキイコさんや青森のソニアさんの曲を進めてます。今動いているプロジェクトでは、ジャンルや年齢問わず変わった人選の方々に声をかけてます。今年から色々とリリースしていくのでお楽しみに。

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< ZUNGGU ZUNGGUおすすめの三曲 >

1. Keith Douglas / Try Love Again

いつも”一番好きなUKラヴァーズ・ロック”はと訊かれたら迷わず、この曲だと答えます。イギリスを代表するレゲエ・レーベル、ファッションの名作。キース・ダグラスのハンサムな歌声や切ない歌詞が絶品で、後半の煌びやかな転調も息を呑むほどの美しさ。演奏、アレンジ、ミックス、全てにおいて完璧なプロダクション。プロデューサーのクリス・レーン氏には本当に敬服するばかりです。これぞラヴァーズ・ロックの最高峰!


2. The Skints / Learning To Swim

僕がここ八年ぐらいずっと注目してる現行のレゲエ・バンドです。この曲は三年前にリリースされたアルバム「Swimming Lessons」からの先行シングル。紅一点のマーシャちゃんが歌うモダンなラヴァーズ・ロックかと思いきや、サビでいきなりパンク・ロックに転調するもんだから、初めて聴いた時はめちゃくちゃ衝撃的でした(笑) 彼らはもともとミクスチャー・バンドで、初期の頃はパンク色が強かったから全然不思議ではなかったんだけど、あまりの緩急にくらいましたね。実験的かつ型にはまらない自由な感じがUKっぽいなぁって思うし、メンバー四人ともスタイリッシュでカッコいい。演奏するサウンドの振り幅も広くて、曲によってリード・ヴォーカルが代わったりするので色々な楽しみ方ができるバンドですね。


3. ピチカート・ファイブ / スウィート・ソウル・レビュー

インタビューの中でも話したのですが「Love Letter Revue」の”レヴュー”はこの曲からきています。白川くんの案だったけど、メンバー皆んなピチカート・ファイブが大好きだったから即採用でしたね。僕もレコードとかCDを持ってて、たまにピチカート・ファイブが急に恋しくなるタイミングがあります。仕事の移動中とかもユーチューブで「イッツ・ア・ビューティフル・デイ」などのミュージック・ビデオを観てますが、あの洒脱なサウンドが最高なんですね。ちなみに僕がプロデュースしたパリスちゃんとBagus!による「それは恋かもしれない」って曲はラヴァーズ・ロックなサウンドなのに”ピチカートっぽい”とか”渋谷系っぽさがある”っていうコメントが寄せられるんです。きっとピチカート・ファイブから受けた影響が、白川くんの頭の中に音楽的DNAとして刻まれてるんだろうな(笑)