2018.7.7

ラスタリヴィティで切り開いた新境地

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近年世界のレゲエ・シーンではラスタ・リバイバル・ムーヴメントが注目を浴びている中、先日日本で開催された、ROAD TO WORLD CLASH“JAPAN RUMBLE”で優勝したOGA from JAH WORKSの彼も、日本人として“ラスタファリズム”に感化された一人。決勝のTUNE FI TUNEでFUJIYAMA SOUNDとの名勝負を繰り広げ、会場にいる全員を惹きつけた力は圧倒的で見事に勝利を掴み世界への切符を手にした。インタビュー時、勝因について尋ねると「もし(勝因が)あるとするなら、ベジタリアンであることが五感を研ぎ澄ませてくれる」と語った。きっとその答えとは、彼のラスタリヴィティという「生きる力」が勝利へと導いたのであろう。

まず始めに、レゲエと出会ったキッカケを教えてください。
OGA:父親が色んな音楽を聞いていて、その中の一つにレゲエがあって、デニス・ブラウンやピーター・トッシュ、ココティやサンチェスのレコードが家にあってなんとなく聞いてました。当時、家の近所の河川敷でジャパン・スプラッシュに連れていかれたりしてるうちに、興味を持ち始めて自分からレコードを聞き出したのがキッカケですね。中学一年生の頃です。

当時のレゲエの日本のシーンは?
OGA:まだジャパレゲが流行る前でしたね。ちょうどケーブルテレビが流行りだした頃で、MTVとかスペーシャワーTVとかが日本に上陸して、PUSHIMさんとかRYO the SKYWALKERさんとかが、メジャーデビューしたてくらいの時だと思います。当時はまだFM802でRANKIN TAXIさんの「NATTY JAMAICA」っていうラジオ番組がやってて、深夜帯の番組だったから、コンポのタイマー機能でカセットテープ入れて週一で録音して聞いてました。でも、まだ全然レゲエはブームじゃなかったんです。ハイエストマウンテンも野外じゃなくてクラブでやってたし。

周りでレゲエを聞いてる人はいたんですか?
OGA:全然聞いていなかったです。その頃から周りからは「浮いてる」って言われてて…。体育祭とかで風船とか浮いてるやん?あれを皆が指さして「あっ小川おる!」って言い出して「どういう事?」って聞いたら「浮いてるから」って言われたりして…。友達は多い方じゃなかったです(苦笑)。


「浮いてる」って!(笑)
OGA:レコード買いに行ってたら、友達に「MDの使い方教えてあげよか?」とか言われたり…(苦笑)。

アハハ!(笑)OGAちゃんのインスタで「15歳の時にお父さんと初めてジャマイカに行って、その時にサウンドマンを志した」というポストを見ました。
OGA:そうですね。中学を卒業して高校進学する前に親父が「行った事ないから二人で行こう」って。その時ジャマイカで泊まってたホテルで、隣の部屋に泊まってた人が日本人でサウンドやってるクルーのお兄ちゃん達で、ダブ録りに誘ってくれたんです。そしたらニンジャ・マンとかいて。ダブ録りをしてるサウンドマンを目の当たりにして、「これを日本に帰ってかける」って言って姿がカッコいいって思って、セレクターになろうって思いました。


初ジャマイカではなにされたんですか?
OGA:ボブマーリー・ミュージアム行ったり、モンテゴベイも行ったし、STONE LOVEのダンスも行ってブジュ・バンタン見たり。あとは…歩いてました(笑)。

歩いてたんですか?(笑)
OGA:はい。そして親子でナイフ出されてカツアゲにあってました(笑)。


アハハ!(笑)15歳の多感な時期にジャマイカに行って、そんな経験もしたら、もうこの先普通の人生歩めないですよね(笑)。
OGA:おかしくなりますよね。ただでさえ浮いてる奴って言われてたのに、そのあとジャマイカ行って(笑)。

●サウンドはいつからやり始めたんですか?
OGA:高校卒業するくらいの時に転機が訪れたんです。親父に「マジでセレクターしたいねん」って言ったら、親父の地元の友達の人で80年代からDeejayをやってて、ジャマイカに15年くらい住んではったDADDY-Tっていう人を紹介してくれたんです。

●はい。
OGA:DADDY-Tに「お前、セレクターになりたいんやったらとりあえずサウンドシステム運ばんと話にならんぞ」って言われて、JAH WORKSのサウンドシステムを運び出したことがキッカケで修行が始まりました。でも人前に立ってプレイできるようになるまで3~4年かかりました。

●下積み長いですね。
OGA:長かったです(笑)。18歳から始めて、22歳くらいの頃にやっとプレイしだしました。
でも20歳の時に一年間ジャマイカに行ってて、その時に向こうでプレイしたりもしました。帰国したら、皆から「もうこれからはお前がプレイしろ」ってプッシュしてもらって、主催イベントの時にメインタイムでやらせてもらうようになった感じです。

●JAH WORKSは大阪の老舗サウンドですが、歴史を教えてください。
OGA:JAH WORKSって二回名前変わってて、80年代にTRAVEL FOXっていう名前で始待って、90年代にSWEET JAMAICA MUZIKに変わって、2000年からJAH WORKSになったんです。サウンドシステムが出来たりとか、色んな経緯で名前が変わってんけど、DADDY-Tが始めたクルーをずっと引き継ぎながらやってるのがJAH WORKSです。

●現在のJAH WORKSの体制って?
OGA:先輩たちは沢山おんねんけど、基本的に動いているのは、OGIDOOさんがボスでサウンドシステムのエンジニアとスタジオエンジニアもやっててプロデュースもやってます。メインでプレイしてるのは僕で、映像担当がさっくんで、幽霊部員でブリっていう奴がいます(笑)。

●そこでまさかの幽霊部員(笑)。
OGA:幽霊部員は大型自動車の免許を持ってるので、システム積んでるトラックを運転する時とかにブリが大活躍します。それ以外の役割は癒し系(笑)。

●ブリさん、気になります(笑)。TRAVEL FOX から始まったJAH WORKSは今年で何年目なんですか?
OGA:31年ですね。僕が二歳の頃にDADDY-Tが始めたクルーです。


●凄い!31年の歴史を背負ってるんですね。ファミリーが集まる機会ってあるんですか?
OGA:僕らが主催してるイベントSWEET RIVER ROCKにはほぼ皆来てくれます。先輩の長男が18歳でセレクターを志して僕の所に修行に来てたりとか。ホンマに先輩たちの子供からお父さんまで皆来てくれてレゲエを楽しんでます。子供たちがシステム運んで、お父さんたちはギネス飲みながらドミノしたりして。こういう感じで受け継がれてます。ONE BIG FAMILY!


●素敵です。OGAちゃんは二十歳の頃にジャマイカに行ってますが、高校卒業後は進学はしなかったんですね。
OGA:いや、実は大学行ってました。ジャマイカには一年休学して行ってました。

●へえ!じゃあ、ちゃんとお勉強もしてたんですね。ちなみに大学は何科に通ってたんですか?
OGA:哲学科に行ってました(笑)。

●哲学科!さすが、浮いてますね(笑)。
OGA:さすがでしょ(笑)。

●興味深いです。どういう事を学ぶんですか?
OGA:宗教のことや、物事の善悪は一体何で決まってるのか?っていう事に関してひたすら考えるっていう(笑)。


●THE 哲学ですね。OGAちゃんのラスタへの道のりについてもお聞きしたいです。
OGA:ホンマにナチュラルにレゲエを知りたいって思ってジャマイカ行ったり、色んな所に行ったりしてるうちに、自分の好きなものを取り入れて行ったらこうなりました(笑)。

●「ラスタ」というライフスタイルに関して、すごく感化された出来事ってなんだったんですか?
OGA:一番は、25歳の頃にエチオピアに行った時ですね。その時に、セラシアイに馴染みのある教会に行ったり、ラスタマンのコミュニティーに行ったり、博物館とか行ったりして色んなものを目の当たりにして。

●エチオピアのラスタマンのコミュニティー…それだけで凄そうですね。
OGA:そう。そして、そのコミュニティーでもめちゃめちゃリスペクトされてる長老に会いに行ったりして。その方とリンクしたときに、自分の中でなにかが変わったというか。

●儀式的なこともあったりしたんですか?
OGA:いや、ただお話して、そこの空気吸って。

●どんなお話をしたんですか?
OGA:とりあえず、めちゃめちゃ叱られました(笑)。当時からもう肉は食べてなかったんですけど「魚は食べます」って言ったら「お前、そんなの犬と一緒やぞ!そこん犬見てみろ」って言われた方向に目を向けたらちょうど犬が残飯みたいなの食うとって「お前とあの犬は一緒や」って。


●強烈ですね。
OGA:「他人が獲った魚食うな。死骸食ってんのと一緒やぞ」って続いて「知恵があるんだから知恵のある生き方をしろ。それは自給自足の生き方や」みたいな感じでコテンパンに怒られて。最後帰るときに「長生きしろよ!」って言ってくれながら握手したんですけど、その握手がすごい力強くて。その時に、「ラスタリヴィティ」っていうのを感じました。ラスタマンの生きる力っていうか。

●あれ、OGAちゃんって魚食べませんでしたっけ?
OGA:食べますよ(笑)。僕は肉以外ならなんでも食べてます。やっぱ日本では難しいですね。
ジャマイカおったら魚も食べんで全然行けるけど。日本出汁文化やし。そこまで言い出したら逆にストレスになってしんどくなるから、無理しない程度に自分の良いと思ったことをやってます。

●お肉を食べなくなったキッカケは?
OGA:20歳くらいの頃から食べてないですね。理由は、単純に胃がもたれるから(笑)。
もたれてしんどいし、必要ないんだったら辞めようと思って。無駄に殺すくらいならって思って。それぞれなんで、一概にそれが良いとは言われへんけど、後々お肉を食べないことが自分の体にとって良い事なんだっていう事が分かってきて。出来るだけオーガニックにするとかも、環境に優しいし。そういう考えが広まったら、多分戦争も少なくなるんじゃないかなっていう希望も持ってたりとか。

●なるほど。
OGA:緩やかな革命というか、血を流さない革命の一つなんちゃうかなと。時代を変える一つの方法やと今も思っています。


●そういう思想も含め、ラスタマンなろうって決意したんですね。
OGA:ラスタマンに聞いたら皆同じ事を言うと思うんだけど、「ラスタになる」っていう覚悟は誰もしてないと思うねんな。「目覚める」って言う表現が一番相応しい言葉かなと。皆そういう要素を持ってて、その生き方に目覚めるかどうか。

●宗教的な思想が強いわけではないんですね。
OGA:僕はそんなにないです。聖書を読んで聖書の言葉に感動したりもするけど、基本的には日本人やから、神道の考えも良いなっ思うし、仏教の考えも良いなって思うし。でも、ラスタって宗教じゃなくて生き方やから。

●深いですね。
OGA:浮いてますよね(笑)。

●いや、逆にすごく地に足が付いてると思います。興味深いお話をありがとうございました。お話変わりますが、今回優勝した、JAPAN RUMBLEについて教えてください。出場したキッカケはなんだったんですか?
OGA:去年のワールドクラッシュの時にカナダまでFUJIYAMAを応援しに行って、そん時に僕も含めFUJIYAMAをサポートしてくれてる人たちが沢山きてて、翌日FUJIYAMAのメンバーや応援に来てた皆とご飯食べに行ったりして。その光景をみて、「めっちゃ良いな」って思って。これを自分たちもやりたいと言うか、皆を連れてってあげたいっていうか。金銭的に連れて行くじゃないけど、この本場のイベントに皆で参加して、自分のサポーターとか、自分のファミリー全員で戦いにいくっていう一連の流れを共有したいなって思ったんです。

●純粋な気持ちがキッカケだったんですね。
OGA:んで、2018年もJAPAN RUMBLEがあるって言うのを聞いて、サミー君に「どうやったら出れるんですか?」って聞いたら「お前イケそうだから俺が推薦しとくよ」って言ってくれはって「是非お願いします」って言ったらホンマにオファー頂いて出場する事になりました。

●オファーを受けた時点で、対戦相手は知らされるんですか?
OGA:全然決まってなかったですね。決まったのは結構ギリギリで、ジャマイカに仕込みにいくちょっと前くらいに全部のラインナップ聞きました。

●ラインナップを聞いたときの気持ちは?
OGA:あっ、四チームしか居無いんやあ...って(笑)。やっぱり他の国よりも数が少ないからルールがどうなんねやろって。でも別にラウンド数が減る訳じゃなくて、そこは他国と平等でしたね。基本的なクラッシュのルールで1ラウンド目が誰も落ちないっていうっていうのは同じで。参加サウンドが多い国は2ラウンド目か3ラウンドかでいきなり2サウンド落ちるっていうのとかもあったりするけど。あんまり長いとお客さんも疲れるから、基本的には四ランドやって、TUNE FI TUNE。でも今回は2ラウンドまで誰も落ちないっていう…まあ、異例といえば異例。

●仕込みの段階ってどういうことをするんですか?
OGA:イメージをしてダブを録る。でも、録りたいアーティストが海外ツアーで帰ってこないとか、諸事情で身を隠してたりとか、そういうことが当たり前にあるから、ホンマに行ってみないと分からないんですよ。考えてたイメージの二割くらいしか実現できなかったです。

●限られた時間の中で、ハードな環境ですね。
OGA:めっちゃプラン変えまくりました。全然アーティストが海外から帰って来なくて、アーティストのインスタ追っかけて帰国情報ゲットしたりしてました(笑)。帰国二日前に録ったダブもあります。

●かなり大変ですね。
OGA:特に僕の場合はそうかもしれないです。他の人は結構キングストンのリンクやと思うけど、僕は田舎からアーティストをブックしていくやり方やから周りくどい部分があるんです。でも、だからこそ「自分らしさ」っていうかオリジナリティを保ててるっていうのもあるかなと思っています。


●相手がどういう曲をかけてくるのかもイメージしなきゃいけないんですよね。相手から自分の何をディスされるのか?ていうののもイメージするんですか?
OGA:そうですね。やっぱ、「ラスタマン」っていう事に対して突っ込まれるやろなって。そしたら、REGGAE ZIONの予想記事でもミスターXが「ラスタマンがのこのこ出てくんじゃねえ、クラッシュするのおかしいだろ(笑)。」みたいな書いてて。それがキッカケでMASAZABURROのダブは録ったんですよ。当日も見事にそこをディスってきた人がいたから思いっきり返せましたね。心の中でガッツポーズしました(笑)。

●そういう「ラスタ」である事を引き合いに出した意見がある事に対してどう思いますか?
OGA:もっとレゲエを深いところまで聞いた方が良いと思います。知れば知るほど分かると思うし。ランブルではまさかの一番ベテランの人が突っ込んできましたけど(笑)。ミスターXさんにも伝えたいですね(笑)。

●一番の見どころTUNE FI TUNEの時に、FUJIYAMAがジミー・クリフのダブを出してきた時はどう思いましたか?
OGA:一瞬倒れそうになりました(笑)。気絶するかなって。でも「アカン、アカン、諦めへんぞ!」って立ち直しました。

●二曲立て続けでしたよね?
OGA:まさか二曲持ってるとは思ってなかったので、その瞬間頭真っ白になりました。「うわ~、もう一曲あったんや」って。


●他にも、テンパった瞬間ってあったんですか?
OGA:TUNE FI TUNEの時にウケると思った曲がウケへんかって。バニー・ウェイラーとシズラのコンビネーションで、絶対ウケると思ってたし、結構苦労して録ったダブだったんです。FUJIYAMAの曲に対しても曲で返せてると思ってたし、僕の中では全部コネクトして完璧やったはずやってんけど全然ウケなくて。その時に結構テンパりました。んで、ここで無理せず一回体制立て直そうって思って冷静になりました。

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●その時って、結構アドレナリンが出ててる訳じゃないですか?その時に冷静さを取り戻すって、凄い精神力ですよね。
OGA:口では説明できへんけど、もしあるとしたら“ベジタリアン”っていうのは力になってると思います。「精神的に研ぎ澄まされる」って良く聞くので。五感が色々磨かれるというか、精神的に強くなるというか、ラスタマン・バイブレーションというか


●なるほど。
OGA:あと、毎日常にメディテーション(瞑想)をやってるんですけど、クラッシュ前は特に心がけていました。

●普段のライフスタイルが身になってるんですね。
OGA:週1~2回山に登って、山頂で瞑想するんです。景色を見ながら今思ってるビジョンを「どうやったら実現できるかな」っていうのを山に聞いてます。そういうイメージトレーニングを常にしてるから、ああいう時でも冷静にいられるんかなっと思います。

●やっぱり自分が優勝するっていうイメージング?
OGA:自分が優勝するっていうのを描いてたんと。自分の家の玄関を出てから、自分がプレイしてることをイメージしながら山頂に上がるまでずっと同じペースで呼吸をして、何があってもペースを乱さないっていうのを意識しながら山に登ってます。

●クラッシュ前って結構ピリピリしたりしましすよね?
OGA:思い通りに行かない事があったりとかでピリピリしてる事もあったけど、大体は山を登ってる時に答えは出てきます。


●素晴らしいですね。
OGA:それをずっと続けていきたいと思っています。32歳になっても目標に向かって毎日頑張れるっていう事に関して感謝ですね。


●印象に残ってるシーンはありますか?
OGA:TUNE FI TUNEの時に、会場全体がパノラマみたいに見えた瞬間があって、お客さんの情熱というか、バイブスをめっちゃ感じて。ホンマに良い光景でした。その瞬間がすごい思い出深いですね。

●ステージに立った人じゃ無いと見れない光景ですね。
OGA:ホンマに嬉しかったです。


●「ラブレターフロムカナダ」など日本語のダブがBUSSした反面、「海外目線」で見てるリスナーからは「JAH WORKSは世界で通用しないんじゃないか」という意見もありますが。
OGA:逆に言ったら、日本でこういうユーモアがある事できへんのやったら海外でユーモアある事できへんちゃうかなと。僕はそのアイディアを今回JAPAN RUMBLEやから日本語の曲を書けました。やっぱりエンターテイメントだからお客さんを楽しますっていうビジョンを描けなかったら楽しますことできへんと思うし、あのユーモアセンスを海外の人たちに向けても出来る自信が全然あるんで、誰が何を言おうと気にしないです。「人を楽します」っていうやり方に国は関係ないです。

●正しくだと思います。JAPAN RUMBLEを振り返ってみて思うことは?
OGA:目標があるってことは素晴らしいなと。んで、引き続き世界の強豪とやれるっていうのは、「もっと語学を高めないとアカン」とか、「日本でやったユーモアセンスっていうのを海外ではどういうアプローチをしたら良いのか」を考えられたりとか、次の違うレベルの目標ができたんで、それがホンマに楽しいし有難いですね。あとはそれに向かって自分を高めるだけなので。

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●OGAちゃんは、これまでにない「新境地」を開いているように思います。
OGA:皆も分かってると思うけど。僕は、「サウンドキラー」とかみたいに戦闘型タイプじゃないけど、「こんな僕みたいなタイプの奴が日本を代表しても良いんじゃないか」って思ってクラッシュに出場しました。やし、若いサウンドや今からサウンド始める人とかにも希望を与えたいっていうか。例えば「亡くなったアーティストの曲をいっぱい持ってたら強い」とか「値段の高いダブいっぱい持ってたら強い」とか、音楽はそういう概念じゃないと思ってるんで。「いかに人を楽しませるか」やと思うのでそういう所を見せたかったんです。自分らしさで戦ってもいけるよっていう。


●はい。
OGA:クラッシュをやる前から、それが一つの使命やと思ってたんで。だから昔のクラッシュのスタイルが好きな人は僕みたいなのを受け入れられへん人もおるやろうな。だって、ジミー・クリフ二曲かけてるのに、ルチアーノで勝つなんて有りえないことやから。でもそういうのも見せて行かないと時代も変わっていくやろし、そいうのをやっていかないと多分クラッシュがなくなると思う。僕みたいな奴が扉を開くじゃないけど、色んな道を見せていって、クラッシュ・シーンが面白くなったりとか、レゲエが面白くなったりとかしたら良い事ですね。僕のミッションの一つです。


●OGAちゃんは何でも自分のモチベーションにしてて凄いですね。10月にカナダで行われるワールド・クラッシュへの意気込みを教えてください。
OGA:ここまで来たら優勝して、日本でワールド・クラッシュ開催してみたいですね。
語学の壁で、僕らだけじゃなくてお客さんも「どこまで理解出来るんか」とか賛否両論はあるやうけど。やってみないと分からない事ってあるし、日本のレゲエ・シーンにとって決してマイナスじゃないと思うんで。日本のシーンの為には絶対良い事の方が多いと思うので、不安な意見があるのは百も承知で是非持って行きたいです。

<SNS>

Instagram:@ogajahworks

Twitter: @JahOGAworks

soundcloud.com

<リリース情報> 
8/8 『OGAWORKS RADIO MIX VOL.8 』

<イベント情報>
9/23 『SWEET RIVER ROCK 〜SP GUEST PROTOJE〜』

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ー與那嶺 星羅ー

沖縄出身。ライターインタビュアー。

Instagram:selah_8163

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