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アルバム・レビュー
ドラマ「最愛」でのスリリングな声で存在感を示したボーカリスト・五阿弥ルナと、引力のあるサウンドを作り出すThe Structures (a.k.a Yusei Koga) がタッグを組んだ、ニュースタンダードなJpop。独特の質感と透明度が溶け合うボーカルは、アドリブで構築した”造語”の歌から叙情的な日本語まで、曲ごとに天衣無縫に舞う。甘く鋭いリリシズムが漂う歌唱と、USチャートのPop・EDM・Future Bassにインスパイアされた重厚なシンセサウンドで、都会的かつオーガニックな音作りに仕上げている。メロディメイカー×トラックメイカーとしての共作でもあり、中毒性のある1枚に。作詞作曲のみならず、コンセプトやアートワーク、ミックスマスタリングに至るまで2人のみで創り上げた、こだわりのEP。 憂いを帯びたグルーブのエレクトロから、夜の街を駆けるようなオーガニックなシンセポップまで、夜明けから夕暮れまで日常を鮮やかに彩る3曲。ここではない、懐かしいどこかへ。