バイブス満タン、リリース快調、ジャンルの壁を縦横無尽に渡り歩く、パワフルディージェイJ−REXXXのニューアルバム『2021』が2月24日にリリースされた。今回のアルバムは北海道のレゲエユニット、RAFUUの監修の元作り上げられた、いつものJ−REXXXとは一味も二味も違う内容となっている。そんなアルバム制作秘話や、プライベートにいたるまで、J−REXXXの「人となり」そのもの。まるっとお聞かせいただいた。

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●今回RAFUUのお二人がプロデュースする形でのリリースになっていますが、どういう経緯でそうなったのですか?

J-REXXX:最初はRAFUUのアルバムを初めて聴いた時にクオリティの高さにクラちゃったんですよ。現場でかけられる音源なのに、内容は一般の人でも聴けそうな内容で。俺そこのバランスってすごい大事だなって思っていて。現場でかかって「かっこいい」って言われていても、世の中にそのかっこよさが伝わってなかったらなんの意味もないと思うし。一般層だけに広まっていても、現場の人たちがその曲をいいって思ってないと何の意味もないと思うし。そのバランスって永遠の悩みになるテーマというか。そこがRAFUUってすごいバランスがよくて。なおかつTEKもLEF-Tもいろんなジャンルの箱でも盛り上げられるし。俺はバンド組んでライブをしたりとか、ロックフェスやヒップホップのイベントに出たりとかはありますけど、またちょっと違う形で、自分たちのレゲエやダンスホールの枠を乗り越えて、活動しようとしているってところも共感するところがあって、俺からお願いしたんですね。

 

●いつ頃のお話しですか?

J−REXXX:RAFUUのアルバムが出たタイミングからだから、話としては2、3年前からしていたのかな?コロナになって時間ができてから動き出して、そこからパパッと作った感じ。

 

●制作期間はどのくらいかかりましたか?

J−REXXX:俺の作業が終わるまでは3ヶ月もかかんなかったけど、全体のマスタリングとかを合わせたら4、5ヶ月いかないくらいかなあ。

 

●制作はレックスさんが北海道にいかれたんですか?

J−REXXX:北海道に1週間合宿に行った時もあるし、リモートで送られてきたオケにこっちでレコーディングして送り返すってこともやったね。


●先ほど制作期間が4、5ヶ月っていう風に聞いたのですが、レックスさんのアルバムの制作期間で言えば、それは長い方ですか?短い方ですか?

J−REXXX:アルバムって自分一人で作るものじゃないんだよね。トラックメイカーがいて、マスタリングする人がいて、ミュージシャンがいてじゃん。例えば、トラックメイカーがミュージシャンに「ギターを入れてくれ」と頼みました。実際にギターを入れました。でも、後から聴いて気に入らないってなったらもう1回入れたいってなるじゃん。トラックメイカーも、マスタリングする人もそうだし。その繰り返しになっちゃう。そこに期限を決めて妥協してもいいもの出来ないと思うんだよ。だから全部で結局半年から一年くらいはかかってますね。

 

●前作のアルバムもリリースは去年ですし、制作のペースがとても早いと思うのですが、そうできる秘訣はありますか?

J−REXXX:とにかく常に書き続けること。リリックも歌も最初は誰もが下手くそだし、時々しか書かなかったらあまり伸びない。その中で壁にぶつかった時は、一回やめて、映画見たりしてインプットしてみて。そこで作業に戻った時に、新しくインプットしたものを試すことでその壁が超えられることもある。昔若い時にジャマイカに初めて行った時、向こうのアーティストの生活やリリース量を見たんだけど、それを見ると自分のやってることがすごいことではないと思うんだ。USの若いラッパーとかもそうだと思うけど、常に曲を書き続けてることって、普通なんじゃないかなって俺は思うから。

 

●今回のアルバム制作にあたってのコンセプトについては、RAFUUのお二人とお話はされましたか?

J−REXXX:1つだけあります。自分のプロデューサーで774くん(デジタルニンジャ)がいるんですけど、774くんの作品では出せない色、774君との違いみたいなものを出したくて。

 

●ちなみにレックスさんと774さんの曲づくりでは、どういう感じで制作なさるんですか?

J−REXXX:自由ですかね。774くんが自由に作ったトラックに、俺が自由に言葉を乗せるっていう。でも共通して言えることは、774くんも俺と同じでレゲエもダンスホールも好きだけど、今でいうトラップやブーンバップだったり、メロコア、スカコアなんかの色んな音楽が好きだから、二人で作る時には余計な縛りはなく、自由に音楽を作ってる感じかな。

  

●では、その774さんとは違う形で作られたと言う今回のアルバム『2021』の1曲、1曲についてお話伺っていきます。まず1曲目の「BETRAYS」。これは裏切りと言う意味だと思うんですけど、こういう曲を1曲目に持ってきた理由はありますか?

J−REXXX:アルバムのイントロを作りたいなあと思って、RAFUUのトラックメイカーのマーシーのトラックをいろいろ聴いていたらこのトラックが出てきた。チルで優しい感じが好きだったし、アルバムとしても「いい意味でJ−REXXXが裏切りたいな」って思ってたから。

  

●774さんとの差別化と言う意味での「裏切り」と言うか…...。

J−REXXX:そうそう。俺のアルバムってやっぱり774くんとずっと作ってきたから。「いい意味で裏切る」っていうタイトルにしようかとも思ったけど、言葉のチョイスとしてダサいなって思って(笑)それでシンプルに「BETRAYS」にした(笑)

 

●なるほど。1曲目はかなりエモーショナルなトラックで始まって、2曲目の「青春」も引き続きそういった雰囲気ですよね。歌詞にはレックスさんの青春時代に流行したものがたくさん詰め込まれていて、とても楽しく聴かせていただきました。この曲はどういうコンセプトで作ったんですか?

J−REXXX:「青春」はLEF-TとTEKと俺で北海道でスタジオ入って、まずテーマを決めようってなって、俺らに共通するものってなんだろうって考えた時に、過去にあんなもの流行ったねって話になって。これをテーマに曲を作ってみようよと。で生まれたのが「青春」です。

 

●篠原涼子の「愛しさと切なさと心強さと」、スラムダンクの安西先生、モーニング娘の「ラブマシーン」なんかが歌詞に入っていて、私にも馴染みのあるものがたくさん出てきたので、すごく楽しく聴かせていただきました。MVも懐かしさ満載でした。MVでLEF−Tさんと着ているGALFYの衣装は、どうしてそうなったんですか?

 J−REXXX:あれはTEKがGALFYの衣装をぜひ使いたいっていうことで、いただいた服を着させてもらいました。

 

●なるほど。3曲目の「いつもどおり」はどういうテーマで作った楽曲なんですか?

J−REXXX:あれはピエール瀧さんが捕まった時の石野卓球さんのコメントが、「ちょっとかっこいいな」と思っちゃって作った曲です。この話をしたら泣きそうになっちゃうんだけど、俺も自分の友達であり、相方の紅桜っていうピエールさんより吹き飛んだ人がいるから(笑)そこかすごいかぶるんですよ。そういう感じでピエールさんが逮捕された時の、卓球さんのTwitterのつぶやきとか色々見ていて、それで感銘を受けちゃって。「捕まったからもうファン辞めます!」とかじゃなくて、「人間だから色々あるから!もう一回一からやろうぜ!俺らファンは変わんねえからさ。一からやり直してる姿を俺らは見たいんだよ」みたいな。そういうファンの目線の曲っていうか。

 

●すごくあったかい曲ですね。

J−REXXX:芸能人が捕まったりしたら、テレビとかでもすぐ話題になるじゃん。余計なことを隠したりしてね。

 

●確かにそうですね。次の曲「もしも」はどういう曲ですか?歌詞的にはレックスさんの願望が詰まっているようにも聴こえるのですが…....。

J−REXXX:実はあれは1バース目が俺で、2バース目はLEF−Tが書いたんだよ。ちょっと実験してみた。TEKが「もしも」で書いてみましょうっていうテーマをくれて。俺も腐ってもラバダブばっかりしてきたディージェイだから、テーマがないと書けないんだよね。それで「もしも」っていうテーマで自分の願望を、俺がサビ、バース、サビと書いた。本当は2バース目はLEF−Tが入るはずだったんだけど、LEF−Tが考えたリリックとメロディを俺が歌ったらどうなるんだろうなと思ってちょっと実験してみた。人にこういう感じでやってくれって言われるのはあんまり好きじゃないけど、人がやってるのはやってみたいっていうのはすごいあるから(笑)

 

●レックスさんのキャリアの中で、誰かが作ったメロディと歌詞を歌ったことってあったんですか?

J−REXXX:過去には何人か、信頼がある人のものはあるね。でも本当に信頼がある人じゃないと無理だね。やっぱ自分がどういうアーティストで、普段どういうことを考えている人なのかっていうのをわかってくれないと結局フェイクになっちゃうじゃん。俺の気持ちになってわかってくれる人だったら素直に歌えるかな。

 

●なるほど。5曲目の「高速説教」は、レックスさんのお家芸と言っても過言ではない早口曲ですね。内容的にはディス的な曲になっていますが(笑)

J−REXXX:俺の中ではディスではない(笑)なんだかんだクソなやつでも曲がヤバければ「やべえな」ってなっちゃうし(笑)その時に自分が思ってたことなのかな?多分寝起きに気分が悪かった時とかに書いた曲だと思うんだけど。

 

●内容的には若手からベテランまでごっそりと斬られている内容で(笑)

J−REXXX:そういう気分の時に書いたわけで(笑)普段からそういう風に思っているわけではない(笑)でもみんながこうあってくれたらいいなって思ってることがあの曲になったんだと思う。でもどっちかって言ったらあの曲はフロウの方をこだわったね。結構ヒップホップも聴し、ラッパーも早口だったらやっぱりチェックしちゃうんだ。色々聴いた上で、自分なりのやり方でこういうフロウ出してみようかなあっていうのをこの曲で実験してみた。

 

●ちなみにラッパーでどなたか好きな人はいますか?

J−REXXX:いっぱいいるんだけどBusta Rhymesが一番好き。

 

●バスタも早口フロウが得意ですもんね。6曲目が「UNDER PRESSURE」というガンジャチューンですが…....

J-REXXX:この曲は、2バース目の出来事が実際にあって出来上がった(笑)

 

●それはすごく面白い光景ですね(笑)次の「AFRICAN STEP」はアフロビーツっぽいビートですごく踊りたくなる1曲ですね。

J−REXXX:これはTEKがTEK自身が現場でかける曲を作りたいというとこからスタートした。TEKっていろんなクラブや現場でやるからね。自分としては踏み入れてみたことのないジャンルだったっていうのもあるし。でもやってみるとアフロビーツにもいろんなかっこいいアーティストがいるし、こういうのもいいなと思えた一曲でしたね。

 

●私もすごくアフロが好きですし、現場でかかったらすごく盛り上がる一曲だなっていう風に思いました。

J−REXXX:面白いのが、アフロビーツってリリックとリリックの隙間を開けるのと、あんまり力を入れないで歌う人が多いんだ。そこはすごい新鮮だった。


 ●確かにアフロのアーティストは歌い上げるっていう感じじゃなくて、隙間を大事にしてますもんね。アフロビーツの次はラテンポップ調の「薔薇」という曲ですが、こういう曲調は今まで挑戦されたことはあったんですか?

J−REXXX:過去に一回JTCっていう3人組のユニットをやってて。たなけんとチョップさんとやってた変なユニットだったんだけど、その時に「甘噛みルンバ」っていう曲作ったけど、それが結構近いかな。これもTEKが「こういうのが流行ってるから一曲作りませんか?」って言ってくれて作り始めた。やっぱりスペイン語のリリックって自分の中で新鮮だったんで。その中でそういうフロウを混ぜつつ自分のディージェイ特有のとんちきかせたリリックでバースを書いてみるってどうかなっていうのでやってみた。それがうまいこと行ったかんじかな。

 

●ストーリーテリングがすごく見事な曲ですよね。マフィアの奥さんや娘と関係を持ってしまって追われるという筋書きだと思うんですが、このストーリーってレックスさんの発案なんですか?

J−REXXX:そうだね。よくNETFLIXで適当な映画つけたらありそうな展開っていうか(笑)

 

●ボニータやママシータ、「〜〜〜した。」と言う過去系でずっと韻を踏みながら、ストーリーが進んでいく感じや、発音もスペイン語っぽい感じで。

J−REXXX:スペイン語はボニータやママシータぐらいしかわかんなかったけど、それをぽくやった感じ(笑)実験成功って感じかな?

 

 ●レックスさんは「いたけりゃいろ」のカバーもしていらっしゃるし、今回の「薔薇」もその曲の文末の処理の仕方にも影響を受けているのかなと聴いていて思いました。

J−REXXX:あれでもっと韻を踏んでみたいんだけど、アホな話を作っていくっていう技術でカバーしている感じかな。

 

●ここまで曲を聞いただけでも、レックスさんはいろんな引き出しがあるんですね。

J−REXXX:結婚して家にいることが多くなってYouTubeをひたすら見ることが多くなって。そうなってからさらにインプットが早くなったね。日本人、外国人に関係なく聴きまくって、見まくって。曲だけを聴くのもいいんだけど、MVを見て世界に入りこむことで、頭の中に入ってくる情報量が全然違うし、それで幅が増えたかな。

 

●今、結婚の話が出ましたが、次の「愛してるぜ」が、奥さんや彼女へ向けての曲だという風に捉えたのですが、いかがですか?

J−REXXX:これに関しては、その時の勢いというか(笑)「そのまま行こうぜ!」ってLEF−Tと熱くなってたんだと思う。音楽で嫁さんを幸せにしたいって思うようになって、その気持ちをそのまま書いてみた。でも後ですげえ恥ずかしくて人に聴かせたくないなみたいな(笑)

 

●レックスさんの女性の気持ちを代弁する曲も私はとても好きですし、そういう部分が女性ファンをつかんでいるんだと思います。

J−REXXX:いえいえ、僕は女性に対してすごい不器用なので(笑)

 

●次の「SINGING SINGING 」はどういう内容ですか?

J−REXXX:これはコロナ禍の中で「この先どうするべ。ライブしてもバッシングされるし。」ってところから始まりました。でもライブしたいっていう気持ちはあるじゃないですか。未来も絶望的だし、ライブしても悪く言われるけど、でも俺はライブがしたいですっていう気持ちを書いた感じ。

  

●今もライブの数はかなり減っていますか?

J−REXXX:そうだね。でもその分ボイトレと運動量が増えて、さらにキツくなってます。この地獄を抜け出すために早くコロナがあけてほしいです(笑)

 

●レックスさんはライブのパフォーマンスがすごくエネルギッシュで、それが魅力の1つでもありますもんね。やっぱりレックスさんにとってライブって特別なものですか?

J−REXXX:うん、特別。そのために生きてるようなもんです。それがすべてだね。

 

●生にこだわるのは、レックスさんのパンク好きからもきてますか?

J−REXXX:そうだね。バンドをし始めて、バンド業界の人たちを見てると、常にトレーニングをして、フィジカルをすごく気にしてるから、今のままだとここの人たちに負けるなって思って。そこで自分もボイトレに通い始めたりとか、ランニングしたりもしてる。外国人と日本人では筋肉も声量も違うし、そこの面で負けてちゃダメだなって。でもそうすることが普通だよね。

 

●日々の努力の賜物なんですね。

J−REXXX:いえいえ、努力じゃないです。やっぱり音楽で食ってる以上、曲を作って、ライブのために運動してっていうのは、サラリーマンが電車で会社に行って仕事をするのと一緒だからさ。

 

●では次の曲「WHO GOD BLESS」についてお聞かせいただけますか?

J−REXXX:これはメロディだけ7、8年前に生まれてて、ハマるオケを探してた。で今回北海道に行って合宿した時に、パッと見つけたオケに、サビをはめてみたらバッチリはまって。そこからリリックを書き始めた感じ。

  

●この曲はシングルとしては、1月1日にリリースということで、本当に新年にふさわしい雰囲気の曲ですね。

J−REXXX:逆にその日じゃななかったら違和感しかないよ(笑)日本ってやっぱり特殊で宗教に統一感がないじゃん。神道と仏教も全然違うし(笑)でも元旦になるとみんなお参りに行って神頼みするから。そこで俺もお願い事を曲にした感じ。うちの裏に寺があって、ランニング終わりに毎回行って、お願いをして帰るんだけど、自分のお願いをするより、人の幸せを祈る方がいいって聞いて、毎日お願いをする時には「みなさんの人生が良いものになりますように。」ってするんだ。その気持ちを表現したらどうなるんだろうって思ってリリックを書いた。

 

●日本人にとっては、1月1日が神様の存在を意識する共通の日なのかもしれませんね。そして最後の曲が「最後の最後」という曲ですが…...

J−REXXX:この年になるとどんどんみんな死んでいくんだよね。その中で感じた「死にたくて死ぬ奴はいなくて、そういう人の分も生きていきましょうよ」っていう気持ちを曲にしました。若い時に書く曲で「生きれなかった奴の分までやっていく」というような内容はその時は真剣にそう思ってるんだけど、死へのリアリティは年をとるごとに増していくから。

 

●全体を通して、特に聞いて欲しい曲はありますか?

J−REXXX:推し曲ってわけじゃないけど、CDの特典でアコースティックバージョンの「青春」が入ってるんですよ。ギターをLEF-Tが弾いていて、それがすごいいい出来になったので聴いて欲しいです。俺がレックの時に声がベストじゃなかったから、絞り出して歌ったんだけど、それが逆によかったと思う。原曲はオートチューンを使っているんだけど、こっちのバージョンはオートチューンとか使ってないから、本来の自分が出せてすごいよかったね。

 

●ジャンルレスに活躍しているレックスさんですが、将来的にどうなりたいとかはありますか?

J−REXXX:とにかくいっぱい曲を書いて、何かが当たって欲しいね。世の中にもっと広がるぐらいの奇跡の一発が欲しい。売れに行こうと思ってるわけでなく、自分の才能をもっと広めたい、分からせたいっていうことはある。嫁さんや近くの人間とかにいっぱい迷惑かけてきたから、その人たちにお金を還元してあげたいんだよね。なおかつお金を稼げるようにならないと自分の理想が埋められないっていうのもある。でっかいステージで北島三郎のコンサートみたいに、10メートルぐらいの龍の中から出てきたりとか、そういうのは自分にお金と集客力がないとできないじゃん(笑)だからやっぱりそれくらいのアーティストになりたいなって思う。

 

●今、世の中にもっと自分の曲を知って欲しいっていうのがあったんですけど、曲づくりの上でその部分は何か関わっていたりしますか?

J−REXXX:前は考えてたけど、考えない方がいいってわかったからあんまりかな。こうやったら売れるっていう人の通りにやったこともあるけど、結局売れなくて、自分が好きなようにやった奴が一番売れてんだよ(笑)だからお客さんは、「もっとレックスがむちゃくちゃしてるのが聴きたい。」って思ってるのかなって気づいた。

 

●最後、全体としてのアルバムの聴きどころをお願いします。

J−REXXX:いつものJ−REXXXと違う点と、できればクラブのDJにもかけてもらって、クラブでも聞いて欲しいし。車の中や家の中でもいい音で、立って踊りながら聴いて欲しいです。余談だけどDJCITYのダウンロード世界7位になりました!嬉しいです!!!いろんなDJの方がダウンロードしてくれたっていうので、多分現場でたくさん流れると思うので、ぜひ踊ってくれたら嬉しいです!!

 

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【J−REXXX Profile】

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 "あの"J-REXXX。彼のパフォーマンスを体感した事がある方ならご理解いただけると思う。"あの"J-REXXXである。岡山県津山市に生まれた彼はラバダブという歌い手同士が切磋琢磨するレゲエ特有の文化の中でスクスク育ち幾多のタイトルを獲得し今ではレゲエフェスにはなくてはならない存在に。時にストレートなメッセージ時にびっくり人間級の早口スキルを武器に全国各地の老若男女を盛り上げ続け時に真面目な大人に怒られながらも成長し昨今では自身のバンドを率いて京都大作戦2019を興奮の渦に飲み込み関連サイトの投票でベストアクトに選ばれるな どジャンルレスに活躍。リリースした作品達は…

ここまで書いてきて野暮なことをしてしまったとようやく気づいた。"あの"J-REXXXである。ここまで読んで彼に興味がわかなくても数年後か数ヶ月後か数週間後かに思い出すはず。そう"あの"J-REXXXである。