Text & Interview By HASE-T


HASE-T:アルバム 『222』が8月4日にリリースになりました。おめでとうございます。


貫太郎:ありがとうございます。


HASE-T:前嶋貫太郎としてのファーストアルバム、改名前の貫太郎から数えると2枚目となるアルバムですが、前回のアルバムとの違いはありますか。


貫太郎:トラック選びから変えました。今回はRiddimではなくヒップホップのトラックメインで組んでます。


HASE-T:トラックを前回と変えた理由ってあるの。
貫太郎:時代背景もあると思うし、2018年ぐらいから今の日本のヒップホップをよく聞いたりしていて、そのエッセンスをレゲエに落とし込んで作ってみようという構想はあって、アルバム制作を始めました。

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HASE-T:制作に関してこだわった事ってありますか。コンセプトってありますか。


貫太郎:正直、ガチガチなコンセプトは無いです。2020年と2021年の気持を詰め込めればいいなぐらいな感じです。


HASE-T:アルバムを聴いてるとまとまっている感じはするけど。
貫太郎:内容の統一感みたいなのは自然と出たかもです。拘ったのは音のバランス、1枚を通してさらっと聴けるようにしたかった。


HASE-T:耳触りがいい音って事かな。


貫太郎:そうですね。


HASE-T:トラックメーカーは貫太郎の周りにいる仲間からの起用ですか。


貫太郎:ZIPSIESはずっと繋がっていて俺たち世代でいう西東京の兄貴みたいな感じで、そろそろ一緒に曲を作ろうとなって今回は半分以上アルバムでやってもらってます。


HASE-T:他にはどんなタイプのトラックメーカーと制作したんですか。
貫太郎:CAMEL BEATSは沖縄のトラックメーカーでYAMATO HAZEからの紹介で、今年の2月に沖縄に行って皆んなで遊んでアルバムのトラック制作をお願いした感じです。chop the onionさんともやらせて頂いて光栄でしたし、英のマサくん、テツさんとのローカルリンクもかたちになって良かったです。

前嶋貫太郎「抱きしめて眠る」(Official Music Video)

HASE-T:ミックスも音のバランス、方向性が統一されてるなと思ったのですが、ミックスエンジニアは今回誰が担当されてましたか。後、ミックスの時お任せなのか、どんな感じで進めましたか。


貫太郎:今回のミックスは14STUDIOのGLOCKにやってもらいました。


HASE-T:GLOCK君がやってるの。ミックス上手いね。


貫太郎:ある程度GLOCKが音を揃えて、その後に自分がもっとこうしたい、こんな音にしたいとか、二人で練って作り込むスタイルです。歌録りから彼のスタジオで一緒にやって、友達という所もあるんだけど、目線が一緒で「こうしたほうがいい」「こうじゃない」みたいなやりとりが出来て、思っている事を具現化してくれるのでやりやすかったです。


HASE-T:歌詞を書くとき、言葉を普段から書きとめたりとかしてますか。それとも机に向かってこれから書きますという感じでゼロから書きますか。

貫太郎:ゼロから書くタイプです。ただ、オケを聴いてコアになるタイトルみたいな事は決めておく時はあります。後、引っ掛かる一言があったら歌詞に入れてます。フックになる場合が多いですね。


HASE-T:昼、夜、カフェ、公園、電車など歌詞を書く事がはかどる環境ってありますか。


貫太郎:基本的に家で、夜中です。昼間って家の事やったり、Netfilix観ようとかなっちゃうので、夜中ですね。


HASE-T:ちなみに俺は昼タイプ。夜は残業してる感があるので昼派です。

前嶋貫太郎「Nuku ft. ARARE」(Official Music Video)


HASE-T:レゲエディージェイとしてスタートして、今回のアルバムが完成して、レゲエとは、自分の作る音楽とはなど、考えることは沢山あったと思います。これから先どんな音楽を作っていきたいと思いますか。


貫太郎:今回の『222』が出来てもう少しこのノリでやって行きたいなと思ってます。このスタイルが始めからあったわけではなく、作っていく中で出来てきて、聴いてくれてる人達も新たなスタイルを受け止めてくれている感触もあるので、このスタイルでもう1枚作ってみたいと思っています。


HASE-T:新しいスタイルを作るきっかけになった曲って何ですか。
貫太郎:「blue」かな。ディージェイとかラッパーとか言葉を詰めるじゃないですか、誰かに自分の1曲の歌詞を見せたら、通常だったら3曲に出来るねと言われて、そんなに詰まってるんだと思って、以前「Bambino」という曲を作る時に言葉を抜く事をやり始めて、このノリ面白いなと思って「blue」に繋がっていった感じです。

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前嶋貫太郎「blue」

HASE-T:言葉を抜くって事は、結局お喋りにならなくて、メロディーに寄ってくしかないと思うんだけど。


貫太郎:そうですね。メロディーラインにこだわる事の楽しみを今回知りました。


HASE-T:アートワークもこだわったと思いますが、これもトータルコンセプトとかありますか。アート関連で好きなアーティストはいますか。


貫太郎:トータルコンセプトはなくて、作品を見てかっこいいと思った人にお願いした感じです。SNSで仕事を直で依頼する今の繋がり方も体験しました。皆さん快く引き受けてくださって嬉しかったです。数年前に始めて個展に行って、いつか出来たらなぁなんて思っているのはサブロ ミカワさんです。

前嶋貫太郎「WARUKUNAI ft.RYO the SKYWALKER」(Official Music Video)

HASE-T:では、最後に言っておきたい事、メッセージなどありますか。

貫太郎:とりあえず、いろんな人にマジで聴いて欲しいです。今回、心残りがない出し切った満足した作品なんで、聴いてくださいと言う感じです。

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<アルバム情報>
アーティスト:前嶋貫太郎
タイトル:222
レーベル:P-VINE
品番:PCD-25330
定価:¥2,750(税抜¥2,500)
発売日:2021年8月4日(水)
https://p-vine.lnk.to/e3TyCy

《収録曲》
1.ようもないのに (Produced by ZIPSIES)
2.blue (Produced by ZIPSIES)
3.Fade out (Produced by ZIPSIES)
4.Nuku ft. ARARE (Produced by HASE-T)
5.CREATIVE24 - Album Ver. (Produced by CAMEL BEATS)
6.回る ft. YAMATO HAZE (Produced by ZIPSIES)
7.波の上 (Produced by CAMEL BEATS)
8.WARUKUNAI ft. RYO the SKYWALKER (Produced by ZIPSIES)
9.抱きしめて眠る (Produced by chop the onion)
10.月のうらがわ (Produced by Tetsu&Masa/英ROCKS)

Artwork by U2SM (GA CREW)
All Recording/Mixing by 14 STUDIO
Mastering by ZIPSIES

前嶋貫太郎 Official
Instagram / @kantarou_orig
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HASE-T Official

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