2025年2月5日、活動休止からの復帰作となるEP『Ya Vibes』をリリースした775。 自身の実体験をもとにした「穴殺し」、同世代ZENDAMANとの共演「ドレ Mi Reggae」、そして“男らしさ”や言葉にしづらい想いをテーマにした「Dibbi Dibbi Boy」や「好きや」など、全5曲に現在の775が詰まっている。
本記事では、775本人の語りをもとに再構成したQ&A形式で、彼女の声をそのまま伝える。
■EP『Ya Vibes』について
――EPリリースおめでとうございます。今の率直な気持ちは?
え? リリースしての率直な気持ち…。やっぱり、なんやろ、うん。“ヤ”バイブスを感じてほしいですね。
――「Ya Vibes」では着物姿が印象的でした。「よってらっしゃい」以来のスタイリングですね。
「よってらっしゃい」出してからの…続きってわけじゃないけど。そこから、変わっていく姿も見てもらいたいなって思ってて。
ミュージックビデオの着物も、そういう流れの中で自然につながっていってる感じなんです。
――MV制作時に意識していたことはありますか?
意識ってほど意識してなかったです(笑)。でも、今の自分をそのまま映してる感覚はあるかな。
――曲に込めたメッセージは?
歌を聴いて、それぞれ感じてもらえたらええかなって思ってます。「穴殺し」とかも入ってるし。

■「穴殺し」について
――「穴殺し」は実体験をもとにした曲だそうですね。どんな思いで作ったのでしょうか。
初めての体験やったし、それを歌にして、その男に…まあ、届けようって感じで。あの体験した時ぐらいに書いてた曲で…って感じかな。
■「ドレ Mi Reggae」について
――「ドレ Mi Reggae」はZENDAMANさんとの共演が話題です。コラボはどうやって実現したんですか?
中学校から歌ってた歌を、ラバダブだけでしか歌ってなかって、それをゼンダマンが乗っかってきてくれたら、2人合わさって、なんかもっとレゲエのバイブスをみんなに届けられるんかなと思って書きました。
■「Dibbi Dibbi Boy」について
――“あたいのほうが男らしいやん”というリリックが印象的です。どんなときに自分のほうが男らしいと感じますか?
その男の行動を見て、歌詞に書いてた通り…なんかね、ねちこいとか、財布出さんと待ってるような男とか。そういうの見ると「あぁ775のほうが男らしいな」って思う。
■「好きや」について
――「好きや」は、普段は照れくさくて言えないような想いを歌にしているように感じました。そういう人たちに、どんな言葉をかけたいですか?
じゃあ「好きや」を、聞かしてってなるかな(笑)。

■活動再開とライブについて
――一昨年の喉の不調による活動休止を経て、音楽に対する考え方に変化はありましたか?
うん、いつ声が治るんかも分からんかったし、何より早くライブをしたかったですね。
――2025年2月11日の復活ライブはどうでしたか?
ワンマンライブに来てくれたお客さんも、活動を休止してる間もずっと聴いてくれてたんやなぁって感じて。
今回の『Ya Vibes』も、ちゃんと待ってくれてるファンがおって、安心しました。
■今後について
――今後、挑戦してみたいことはありますか?
挑戦したいこと? これからもいっぱいあるけど…。
――具体的な目標はありますか?
なんか、あれやね…CMとかに使われるようになりたいですね。
――最後に、リスナーや復帰を待っていたファンにメッセージをお願いします。
これからも、あんたらの耳に音を運び続けます。よってらっしゃい。
【Release Info】
775『Ya Vibes』
1. Ya Vibes
2. 穴殺し
3. ドレ Mi Reggae (feat. ZENDAMAN)
4. Dibbi Dibbi Boy
5. 好きや

【Profile】
775(ナナコ)
1997 年 7 月 8 日生まれ、大阪府岸和田市出身のレゲエアーティスト。 10 代の頃から地元のレゲエイベントなどでキャリアをスタートし、 2020 年にリリースした 1st EP『くのいち』に収録されている 【よってらっしゃい】で一気に注目を集める。 よってらっしゃいのミュージックビデオは、1 ヶ月で 100 万回再生を記録。 2024 年 1 月現在では 1200 万回を超える 775 の代表曲となっている。 2022 年 6 月には、待望の Full Album『あたい』をリリースし、 i Tunes ダウンロードランキングではレゲエのジャンルを飛び越えて、 総合ランキングで TOP10 入りを記録する。 そのアルバムを引っさげて 2022 年末に、大阪のなんば Hatch で開催された 初のワンマンライブ「ラガなあたいのワンマンライブ」は、R-指定や MINMI、 DOZAN 11 a.k.a 三木道三などを客演に迎え大盛況に終えた。 最近では、TV のバラエティー番組にタレントとして出演するなど多方面からも 注目される、ジャパニーズレゲエ界のニュースター