南風に乗って届いた、音楽の便り。 心地いいレゲエのリズムに、どこか懐かしい歌声とメロディー。 若い頃に漠然と夢見てた、あの南の島の楽園がいま目の前によみがえる…。

便りの主は、レゲエの聖地ジャマイカで結成された新感覚オルタナティブ・バンド DUNNS RIVER(どんずりばー)。 1st EP『りばたん』から約2年ぶりとなる新作『PON DE WAVE』がついに到着した。


全面プロデュースを手がけるのは、ジャマイカ~日本~世界を股にかけ活躍するレーベル Medz。そこに絡み合うヴォーカルRingo(元The Explosions)のみずみずしい歌声。 長年シーンに携わりレゲエの<ツボ>を知り尽くした両者が、さらに色んな音楽要素を飲 み込んで作り上げた2021年式のタイムレス・ミュージックだ。 タイトル通りの極上なオープニングトラック“High Grade Wave”、今注目度ナンバーワン の若手ディージェイZENDAMANを迎えた軽快なシティ・ポップ“Sunshine Disco”、断ち 切れない未練を歌った切ないラヴァーズ・チューン“Baby Tonight”など、序盤から無条件 に身体が揺れ動くチルアウト・サウンドがひしめき合う。 また、賛美歌からインスピレーションを得たというバラード“ひかりのうた”や、The Explosions時代の名曲をセルフ・リメイクした“Love Reggae Music”と、終盤へ聴き進め るほどにRingoの等身大のリリックとメッセージが深く心へと染み渡っていくだろう。


潮の満ち引きのように揺れ動く恋心や、つい不安が訪れてしまう毎日のとなりに。 この一枚があれば、つらさも楽しさも全部同時に抱きしめさせてくれるはず。 海を越えてどこかへ旅するのは難しくても、音楽で今すぐ楽園にひとっ飛び。 貴方だけのトロピカルなひとときを、さぁお楽しみください。


<ダウンロード>