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2019.1.16

レゲエ大型アミューズメント・パーク " Welcome to Jamrock Cruise 2018 " 完全レポート

2018年、ジャマイカ、ヨーロッパ、アメリカなど私の行ったレゲエ・イベントの中で、なんと言ってもダントツ1位のイベント。5年目に突入したジャマイカ行きのレゲエ・クルーズ"Jamrock Cruise(ジャムロック・クルーズ)"は、アニバーサリーにふさわしく"Marley Brothers"全員集合の豪華セット、そうそうたるトップ・アーティストにサウンド・クラッシュ、豪華サウンドのパーティー、様々なアクティビティも24時間盛りだくさんで、ひたすらエンジョイ。まるでフルマラソンを駆け抜けたような、レゲエ・ジャマイカ好きには夢のような6日間をレポートします。

 

 

(Photo  by:OKAMAI / Alla / Evan Wollenberg / Mochilla / Tizzy Tokyo)

1日目:マイアミを出航。コンサート、イベント、アクティビティ、船内の施設を堪能しまくろう!

 

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毎年必ずソールド・アウトになるジャムロック・クローズ。ボブ・マーリーの息子のダミアン・マーリー主催のレゲエ・クルーズで、フロリダのフォート・ラダ・デール港を出た後、ジャマイカのオーチョリオス、フォルモスに立ち寄る海の上で過ごす6日間のクルーズ旅行、14階立ての超巨大豪華客船”Royal Caribbean independent of the seas"内でイベントが開催される。ざっくり言ってしまうとステージ、映画館、ギャラリー、カジノ、ショッピングモール、レストラン、ジム、バスケットボールコート、波のでるプールなどの入ってる住居施設ごと海の上を航海してるノリで、大型船のため揺れもほとんどない。出演アーティストは船内あらゆる所で出くわすし、アーティストに会って話せて写真も一緒に撮れ、イベントも開催される、大型レゲエ・アミューズメント・パークだ。

 

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出航日前日の前夜祭では、ダンス・フロアの2箇所ある会場はどちらもバイブス満タンの乗客でひしめく。とにかくMighty Crown人気が半端なく、プレイ中の歓声の多さ、その後の写真欲しさのファンに囲まれる光景にビックリする。イギリスから毎年Mighty Crownを見にクルーズに参加する熱烈ファンにも遭遇。

 

f:id:RZ_TEST:20190115095906j:plain<Sami-T from Mighty Crown>

 

当日乗船してからデッキで出航パーティー。ジャマイカのラジオ局ZipFMのDJバンビーノがボブ・マーリー中心の名曲とともに出航。UKのBBCラジオのSeani B もプレイ。各国のイケてるセレクターのプレイが聞けるのも醍醐味。そして夜にライトアップされる海岸線がとにかく美しい。少しするとあたり一面真っ暗な海と星空で航海が始まった感にかられる。24時間どこかしらで飲食はできる(お酒代は別払い)。5箇所あるレストランでビュッフェやコース料理、そしてお金を払えば美味しい日本食レストランもあるので、ショーの合間、またはショーの後の小腹も満たされ、部屋にテイクアウトもできる自由さ。初日は、Jah9,Third World,そして船長のダミアン・マーリーが1時間以上ものパフォーム。その後5階ではStone Love、カナダのセレクターSpexなどがプレイ。 5階のもう1箇所のラウンジではシャインヘッドのサウンド”Kingston12"もプレイ。

 

 

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 <Damian Marley(ダミアン・マーリー)>

 

 

2日目:ナイヤビンギで始まる朝。一日の過ごし方は人それぞれ。

 

参加者には毎日のスケジュールが配られるので、隅々チェックしてなんとなく予定を決める。特におすすめは、日の出前から始まるラスタの長老たちのナイヤビンギ・ドラムのセッションとともに海から上がる太陽は神秘的。朝までダンスで遊んだ人、ぐっすり寝て朝食を済ませた人、これからジムやヨガのクラスに行く人など様々なタイプの人がナイヤビンギで癒される。Jah9は朝ヨガのインストラクターとしても参加。Jah Cureの元嫁"カミラ"のブートキャンプ・クラスなども体験できる。朝食のビュッフェにはアキ&ソルトフィッシュ、カラルーなどのジャマイカならではの朝ごはんメニューも並びレストランで飛び交うパトワ語に"超"ジャマイカを感じるだろう。

 

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<カミラのブートキャンプ・クラス>

 

お酒片手にジャグジー、映画館ではジャマイカの映画が公開(この日は"Africa unit")、プール、サーフィン、ロッククライミング、スライダー、逆バンジー、子供連れも子供プールがあるので年齢も全く関係なく楽しめるのもジャムロック・クルーズ。
そうこうしてるとジリジリの太陽の下、ステージでスカタライツの生バンドでホレス・アンディ、リロイ・シビルズ、ケン・ブースなどがパフォーム。夜までZJ リキッド、ダミアン・マーリーのセレクター”Rassarella"は流石のいかついダミアンのダブのオンパレードで会場はますますヒート・アップ。

 

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この日のドレスコードはオール・ホワイトなので、乗船してる真っ白な約3000人が会場を埋め尽くす光景は圧巻。

 

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黒人女性の強い味方ファイヤー・ママ”Queen Ifrica"にAgent Sasco,会場のギャルを大歓声させたKonshens,そして誰もが言うベスト・パフォーマーTarrus Riley.今回のスペシャル・モーメント、ダミアンの”There for you"を披露。そして"She's royal"でターラスが歌う前から会場一斉大合唱。「僕にちゃんと歌わせて〜」と言いつつもバック・ステージからの大合唱は止まらない。本人もこの展開は想像してなかった。「僕のバック・コーラス隊ステージに上がって!」と言うと、ダミアン先頭にQueen Ifrica,Agent Sasco,kabaka pyramid,アイバマーなど総勢20人がステージに。その後の"Gimmi little one drop"を"welcome to jamrock"に変えて、レゲエ仲間全員超笑顔で大合唱。会場が国籍も年齢も関係なく、音楽で1つになった瞬間で感動的だった。

 

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<Queen Ifrica(クイーン・アフリカ)>

 

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そのまま5階に行くとMighty Crownの90’sNight。クルーズ参加者は年齢層が比較的高いので90’sがぴったしハマる。さすがクラウン、会場を完全ロック。

その後もFoota Hype,Zj liquidなどが朝まで盛り上げ、デッキに出ると日の出とナイヤビンギドラムの音の中、ジャマイカの大陸が見えてきてオーチョ・リオスに無事ついた。

 

 

 

3日目:ジャマイカのオーチョリオスに到着。マーリー・ブラザーズの神々しいライヴに感無量。

 

オーチョ・リオスでは、各自夕方6時まで自由に遊べるので、クルーズ内でツアーを申し込んだ人は人気のダンズリバー・ツアーやラフティングなどに出かけて行く。 オーチョ・リオスで前日パフォームしたアーティストは降りて、今夜出演するアーティストが乗り込んでくるので、レストランに行くとアドミラル・ベイリーが大量にビュッフェで朝食を食らっているところにピンチャーズも合流。修学旅行のようだった。

5階に行くと館内でオンエア中のJamRock Radioの公開放送中で、Rory(元Stone love)がインタビューされていた。

 

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<The Marley Brothers(ザ・マーリー・ブラザーズ)>

 

この日はボブ・マーリーの息子たち大集結。"The Marley Brothers"のショーがクルーズで見れるのはとてもレアなこと。"Positive Vibration"からスタート(特にレアなZiggyは船嫌いだし、ジャマイカも10年ぶりにやってきた。Jullianはパフォームして12時には船を降りて空港に向かってコスタリカに向かわないといけないというハード・スケジュール)。ステージ上は1人でもオーラがすごいのに5人集まり、父親”ボブ・マーリー”の曲を歌うというなんとも神がかってるステージだった。しかも"Running Away"など普段歌わない曲も披露するスペシャルぶり。途中アレンジがダブワイズで新しい感じでまたかっこいい。

 

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<Jesse Royal(ジェシー・ロイヤル)>

 

バンドチェンジのセレクターは日本にもきたYaadcore。そしてJesse Royal,Jah Cure,Bounty Killerなど一夜で堪能できる贅沢コース。3階に移動するとKing Jammysのセレクションでジョニー・オズボーン、アドミラル・ベイリー、ピンチャーズ、バニー・ジェネラル、パッド・アントニーなどの90’sジャミーズ・アーティストのラバダブで一気に時代が90年代のウォーター・ハウスにタイム・スリップ。
5階ではキングストンのストリートで活躍しているSupa HypeにHotta Riceの今のリアル、キングストン・ストリート・ダンスになっていた。

 

 

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4日目:船から眺める夕日に感動して一息。パーティーはまだまだ終わらない!

 

フォルモスに寄港。ツアーに出る人は外に出る。昼頃からStephen Marleyの娘で、DJとして活動してる"Shacia Payne"がデッキでプレイしていた。自分の部屋のドアをデコレーションする大会もあるので、ただ客室を歩いてるだけでも楽しめるし、3階にはアート・ギャラリーもある。ジャマイカの学校に本を寄付するため世界中の本が3000冊以上集められた。ジャムロック・クルーズのグッズ販売ではアーティストのレアグッズも豊富、カミラのブートキャンプ参加者この日は50人以上いた。 

 

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部屋のバルコニーからのサンセットが美しすぎた。レゲエという枠を外したり、子供を連れていても十分楽しめるクルーズなのだ。

この日は、人気のShenshea,Dexta Daps,Aidonia,そしてサプライズ・ゲストとしてMr Vegasが会場を爆発させた。日本人ダンサーの"FUJIWARA"をステージに上げ躍らせた後しっぽり" So many ways"を歌い上げ一つのハイライトになった。

 

 

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<Bass Odyssey,Tony Matterhorn,Renaissance>

 

イタリアのHeavy HammerのSound Clashは、最初に特にいつもと変わらない当日仕込みもなくブーイングも起きたOdysseyが落ち、そしてRenaissance,Tune fi TuneでHeavy Hammerが勝つと思いきや、大逆転でマタロンの勝利。ジャムロック・クルーズのクラッシュはマーリー系のダブや、クルーズ出演者のルーツ・ロック・レゲエのアーティスト系のダブがっつり聞けるので他のクラッシュとはまた別物で楽しい。しかも普段は不可能なダミアンの当日仕込みダブをRenaissanceがかけててビックリした。

 

そのあとは5階のラウンジで、Bambino,5階の通りでUKのRobbo Ranx,DJ Gringoがプレイでパーティー・アニマルにはたまらない内容。

 

 

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5日目:最終日。ジャムロック・クルーズ豪華フィナーレで完全燃焼。

 

昼間からデッキでSpragga Benz,General Degree,Buccaneer,Red Ratと当時のダンスホール好きにはたまらないラインナップで炎天下の中一段と温度を上げた。ドミノのトーナメント、サッカーの決勝戦、ボブ・マーリーのベビー・マザー(ダミアンの母親)シンディのトーク・ショーなど、船はフォートラダデールに向かって進んでいる。近づくにつれ気温が下がって寒いのだが、この日はドレスコードのテーマが”レペゼン自分の国”ということで国旗や浴衣、ハワイアン、NASAの宇宙服までと賑やか。

 

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<kabaka pyramid & damian marley>


Stephen Marley の息子Jomersa Marleyで次世代を感じつつKabaka Pyramid、拍手大喝采だったChronixx、そしてSly & Robbie バンドでのMykal Rose.この日はJomersaとダミアンの新曲”Point of view"やkabakaとの"Kontraband",Chronixxの同オケ"Here Comes Trouble"の後に”Gun Man World"を披露。Mykal roseとShoot out riddimつながりで歌ったりとこの場でしか見れないスペシャルなパフォーマンスが繰り広げられた。

 

 

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<Chronixx>

 

そして5階の通りではRory、ラウンジではRenaissanceという同時間にやってるダンスで行ったり来たりする人が多い中、ダミアン,Cham,Kabaka Pyramidの仲良し3人組が打ち上げ感満載でRory のダンスで一人ずつ輪の中で踊りまくり、DJブースでラバダブというかBujuのモノマネやSanchezの曲まで歌うカラオケ大会に発展。主催者が思いっきり楽しんでると、周りもすごく楽しくなるもので終始笑顔の絶えないポジティブ・バイブスのみのジャムロック・クルーズは完全燃焼で、無事フォートラダデールの港に着き、沢山の素晴らしい思い出を詰め込み各自帰路へと向かうのでした。

 

レゲエ、そしてジャマイカがますます好きになる素晴らしいクルーズ、ダミアン船長お疲れ様でした!"Jamrock Cruise 2019"はもうすでにソールド・アウトとのことで、2020年目指して、今年11月ごろには予約することをお勧めします。

 

 

 

 

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OKAMAI

ジャマイカ在住/FREMAGA編集長/コーディネーター/ジャーナリスト(執筆4冊)/

トラベラー(55か国)/バイブス姐さん

Instagram:okamai_ja




 

 

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