レゲエZION(レゲエザイオン)【REGGAE専門音楽・ニュース配信サイト】

2019.5.23

【Kaya Fest 2019 完全レポ!】ボブ・マーリーの精神が会場中に反響 IN マイアミ  

 (Text & Pic by:OKAMAI)

 

4月20日、初夏を感じさせる天候の中、マイアミのベイフロント・パークで開催されたKaya Festはボブ・マーリーの2人目の息子、今までに合計8つの各部門のグラミー・アワードを受賞しているStephen Marley 主催のフェスで去年はロスで開催されたが今年は元のマイアミにて開催されることになった。4月20日はスティーブン・マーリーの誕生日、そしてボブ・マーリーの息子たち全員集合、その孫たちも勢揃い、あらゆる音楽ジャンルのマーリー家のゆかりのあるアーティストたちでラインナップも超豪華、そしてマリファナ・デーとも呼ばれているこの日にボブ・マーリーの精神と、今生きている喜びを互いに祝おうと約一万人の人で会場が埋め尽くされた。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162322j:plain


マイアミのサウス・ビーチ、ダウンタウンではKaya fest宣伝バス兼観光バスとして屋根の空いてるラスタカラーの2階建スカイバスが行き交う。前日にはマイアミのヒストリー・ミュージアムでフェス前の準備として合法である大麻の医療特性、今後の麻の商業用途について、マリファナについての知識をつけるシンポジウムも開催された。 マリファナが悪いものだと決めつけられている日本からするとかけ離れている話だろう。

一時半に会場に着くとまだ人はそこまで入っていないが、爆発的人気の19歳のKoffeeがボブマーリーの「Pimpa's Paradise」を歌っていた。「Burning」「Raggamuffin」「Throne」そして「Toast」で会場を沸かした。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162351j:plain

 

バンドチェンジ後、ボーカルにAJ Brownを迎え入れたThird World が「Now that we found love」「96 degree in the shade」「Reggae ambassador」などのタイムレスなヒット・チューンを連発した。トリニダード出身のKes The Band はThird Wordのリアルなレゲエ音楽に続きリアルなソカ音楽で会場を一気にカーニバルモードに。本人お気に入りの曲シャバランクスの「Tinga Ring」で会場全員躍らせた。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162431j:plain

 

バンドチェンジの間、日本で入手した着物着用Yaadcoreが世界初お披露目のProtoje ft Assassin,lila ikeの「Not Another World」 や Tarrus Riley の「Guess Who」ダブで会場をあたため、コンシャス・ルーツロック・レゲエ・アーティストProtojeの会場の準備は万端。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162500j:plain


太陽照りつける中「Flames」でステージにProtoje登場。会場一気にヒートアップ。「Rasta love」「Blood money」「Like this」などヒット・チューン連発「Who Knows」はワンバース歌ってみんな聞きたがる中ステージを去り大歓声を残した。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162531j:plain


前日に発表されたアーティストのパフォーム時間ぴったりにフェスは進行され、バンドチェンジの間はサウンドタイムを楽しめ、会場内をぶらつくとカリビアン・フード・ブースではジャマイカ料理だけでなくカリブの食べ物やお酒、Kaya fes限定のアイスクリームの試食など楽しめ、ライブペインティングに、ジャマイカ、レゲエに関するグッズ、Mamayashi など人気のラスタ服デザイナーまでも出店。インスタ映えのするオブジェもあちこちに。そして展示ブースでは大麻に対する知識を得られ、吸引グッズ、ヘンプでできた衣料品、ヘンプオイル、CBDキャンディー、グミ、チョコレートなどのスイーツまで豊富に販売されていた。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162557j:plain

f:id:RZ_TEST:20190523162600j:plain

f:id:RZ_TEST:20190523162603j:plain

 

会場の芝生セクションではボブ・マーリーの息子のロハン・マーリー(ローリン・ヒルのベビー・ファザー)が結婚したて、そして妊娠中のブラジルのトップモデルの奥様とショーを楽しんでいた。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162705j:plain

 

Sean Paul がレッドブル&ギネスリディムの演奏とともにステージへ上がった途端、会場全員を総立ちにさせた。ダンサーを引き連れ派手にテンポよく「Temperature 」「Deport Dem」「Like Glue」「Get Busy」など往年の世界ヒット曲がくり広がり「Got Love You」で会場の温度ヒートアップ。マイアミという場所柄スパニッシュも多いのでレゲトン・リミックスものは特に会場が湧く。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162737j:plain

 

バンドチェンジでアトランタ生まれナイジェリア育ちのシンガーDavidoが「if」で登場。アフロビート・リディムに体を揺らし、大ヒット曲「fall 」で会場がまた違う心地よい空気感に包まれた。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162802j:plain


いきなりのスペシャルゲスト、Dj Khaledの登場で会場はクレイジーに。「みんな!こんなアツい瞬間をありがとう。スティーブン・マーリー誕生日おめでとう!ボブ・マーリーが僕の精神を育ててくれた。そしてマーリー・ファミリーが俺を昔から支えてくれた。二プシー・ハスル!レスト・イン・ピース。みんなで空に向かってピースサインをしよう!」と全てに対し敬意を示し会場中で二プシーを追悼するピースサインがあがった。リアーナの「Wild Thougts」の「ワーワワー♪」パート、全員でアカペラで歌い会場が揺れた。もちろんBujuにもお帰りなさいと敬意を示し「Close One Yesterday」「Hills and valley」などプレイし会場が盛り上がった。ちなみにキャリドはバックステージのステージに上がる階段のそばにリムジン鬼づけで登場も退場も派手だった。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162824j:plain


その後もメジャー・レーザーのWalshy Fireがクロ二クスの「Like a Whistle」からのSizzla「Gimmi a try」で会場中を沸かしライターの光があがった。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162844j:plain

アメリカのヒップホップ・レジェンド、ジャマイカ人のバスタ・ライムズが登場、待ちわびていた「Make It Clap」で、想像どうりの会場全員での拍手の光景を本人も喜んでいるように見えた。オールド・スクール・ヒップホップで会場また違うバイブスで盛り上がりを見せた。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162917j:plain


すっかり暗くなり、バンドチェンジの合間に会場の後方に行ってみた。砂をひきつめトタンを並べてゲットー感を演出したエリアでは、ジャマイカのストリート・ダンスも体感できダンスホール・バイブス満載だったがそれ以上に、背景のライトアップされてる高層ビルにプライベートジェットのハイプなマイアミとの光景は圧巻だった。ここではスティーブン・マーリーの娘でセレクターのShacia Payneがプレイ。家族総出のビッグフェスなのだ。

 

f:id:RZ_TEST:20190523162940j:plain


バンド演奏とともにたくさんのマーリー家の身内や取り巻きがステージの脇にびっしりと入ってきた。お待ちかねのマーリー家の時間だ。まずはスティーブン・マーリー(子供は14人)の娘ミスティック・マーリーからスタート。お披露目のショーといった感じだが流石に音楽一家、堂々としたパフォームだった。そのあとにスティーブン・マーリーの息子のヨハン・マーリーも登場。そしてボブ・マーリーの長女セデラ・マーリーの長男(みなさま頭の中で家系図ちゃんとついていけてますか?)Skip Marleyが若かりしボブ・マーリーを彷彿させるような「Cry to me」 はボブ世代のファンは驚きを隠せなかった。そう。このKaya festはボブマーリー世代の70代から下は赤ちゃんまでと幅広い年齢層が楽しめるのだ。

 

f:id:RZ_TEST:20190523163012j:plain

(スキップ・マーリー)

 

ボブ・マーリーのコンサートの映像がバックにながれ「Natural Mystic」でマーリー・ブラザーズが一人ずつワンバースごと歌いスタート。スティーブン・マーリーのソロで「Jammin」。

 

f:id:RZ_TEST:20190523163040j:plain

(スティーブン・マーリー)

 

続いてダミアン・マーリーが「Is This Love」、キマーニ・マーリーが「Rebel Music」、ジュリアン・マーリーが「Get Up Stand Up」、ジギー・マーリーの「Redemption song」「Justice」、スティーブン・マーリーの「Baffalo Soldier」などと個人の曲を歌わずにボブ・マーリーの曲多めでソロで歌うセットリストは今までになくかなり貴重なもの。プエルトリコのレゲトン・アーティストFarruko がステージに上がりキマー二との 「Chillax」も披露。この曲はYouTubeで7億ビューワーもいるビッグ・チューンだ。

 

f:id:RZ_TEST:20190523163112j:plain

(キマー二・マーリー)

 

スティーブン・マーリーの「レゲエ好きか??」に倍の声で会場から「Yes 」が返ってきた。「今日は素晴らしいマリファナを祝う日でもあるよと。マリファナ好きな人手を上げて!」とダミアンが言ってからの「Medication」で各場所から煙が上がった。

 

f:id:RZ_TEST:20190523163154j:plain
(ダミアン・マーリー)

 

Pit Bullも駆けつけスティーブン・マーリーとの「Option」を披露。子供達にも人気な曲で飛び跳ねている子供たちの姿も多くみた。バックの画面に写るボブ・マーリーの映像の前でボブ・マーリーの曲を歌う5人の子供たち、そして孫の代も活躍し始め”家族の木”がどんどん大きくなる永遠に続くフェスになるだろうと実感。そしてマーリー・ファミリーのゆかりある様々な国籍、音楽ジャンルのアーティストたちとの絆も強く感じたまさにONE LOVEなフェスだ。

 

f:id:RZ_TEST:20190523163256j:plain

 

会場からの「ONE LOVE」の大合唱にボブが確実に会場の上からマリファナでも吸って笑って見てるように感じる、今この場所で生きてる喜びを互いに祝う壮大で忘れられないコンサートとなった。

 

f:id:RZ_TEST:20190523163321j:plain

 

 

 

 

 

 

f:id:RZ_TEST:20190115133312p:plain

OKAMAI

ジャマイカ在住/FREMAGA編集長/コーディネーター/ジャーナリスト(執筆4冊)/

トラベラー(55か国)/バイブス姐さん

Instagram:okamai_ja




 

<関連記事>


 




twitterfacebookinstagramLINELINE
レゲエZION(レゲエザイオン)
【REGGAE専門音楽配信・ニュースサイト】
©Mediado
このマークは、レコード会社・映像製作会社が提供するコンテンツを示す登録商標です。[RIAJ50002004]
著作権管理団体許諾番号
[JASRAC]
9008583159Y55005 9008583140Y30005
[NexTone]
ID000002422 ID000002418