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2019.7.26

【世界NO.1レゲエ・ショー】REGGAE SUMFEST 2019 完全レポート

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(Text & Pic by:OKAMAI)

 

今年で27年目、地球上でNO.1のレゲエ・ショー"Sumfest(サンフェス)"。今年のヘッド・ライナーはBuju Banton(ブジュ・バントン)。他にもベレス・ハモンド、クロ二クス、ビーニ・マンとボウンティ・キラーのクラッシュなどと豪華で、世界中から8000人もの観光客も押し寄せ動員数は最多記録を刻んだ。

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1週間かけて開催されるサンフェスがキック・オフされた7月14日、まずは朝6時から昼13時までの飲み物、朝食ビュッフェつきのパーティー。15日はSky Juice(スカイ・ジュース)、フタ・ハイプなどが野外でレコード・プレイなどもあったストリート・ダンス。16日はドレスコード”白”のパーティー。17日のソカアーティストBunji Garlin(ブンジ・ガーリン)の誕生日を祝ったドレスコード”黒”のパーティー、そして日本からYard Beat Soundも参戦したサウンド・クラッシュ(結果3位。ドイツのWarrior soundが勝った)モンテゴ・ベイのホテルはどこもソールドアウトだった。モンテゴ・ベイの治安が悪化して国家緊急事態宣言が発令し、夜間の外出やイベントが禁止されてたため、あちこちに大きい銃を持った軍隊の検問を見かけたがサンフェスの期間は一時中断したため朝までレゲエで遊べたのだ。ジャマイカの文化を実演するジャマイカの最大レゲエ・イベント、いやこの地球上でNO.1のレゲエ・ショーを見に世界中からレゲエ好き、ジャマイカ好き、フェス好きがジャマイカの文化、フード、アートを求めにやってくる。

 

 

19日は25組ものホットなダンスホール・アーティスト総出でダンスホール・ナイト、20日のレゲエ・ナイト。1週間かけてモンテゴ・ベイの各会場でレゲエが響き渡った。
ダンスホール・ナイトのショーケースが始まったのは夜22時。警察が来てロックされたのが朝8時半。それまでの間、全てのアーティストが自分の持ち時間をフルに使って最高のパフォームが繰り広げられた。 

ボウンティ・キラーとビーニ・マンの待望のベテラン2人揃ってのステージを見れたサンフェス、1曲ずつ歌い合う”DJクラッシュ”とはいい、友好的でお互いのリスペクトが見れて、会場はヒートアップ。ボウンティも「ビーニーとは20年間ライバルで戦って来たけど、今は団結してるのを皆に見せるよ。ゲットーのみんな!俺らは自分たちで争いを解決できるんだ。これはボウンティとビーニでなくてロドニーとモーゼス(彼らの本名)なんだ!」と今揉めてる若いアーティストたちに向けてメッセージを送ったのが印象的だった。

 

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サンフェスのダンスホール・クィーンSPICE(スパイス)もダンサーを率いてセックスネタに深く入りつつも「犯罪よ収まって!」と"Cool it dung"の替え歌ではファーのコートを着用して雪も降らせる演出。 ブラック・ウーマンとしての堂々とした生き方、そしてステージ一面にヴァイブス・カーテルの写真が映し出され「カーテルが自分の曲を初めて世界に出してくれた。何があってもワールド・ボスは彼しかいない。」とRumpin Shopで会場は爆発。衣装替えも3回、さすがクィーン。見所いっぱいのステージだった。

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毎回期待以上のパフォーマンスのElephant Man(エレファント・マン) ,ローマのトリビューン指揮官をモチーフにした全身ゴールド、鉄仮面衣装をまといエナジー全開でノンストップで数々のヒット曲を披露、ステージ横の台に登り、柱にまでもよじ登り、ステージ上を転がり、ダンサーを率いて会場全員での”Willi Bounce”。"Signal di plane"での会場全体携帯の光の海の光景は圧巻。そのあと聖書片手にポコマニア(キリスト教の中でもアフリカ色の強い呪術的な儀式もある宗派)の牧師に衣装がえして、無宗教でもあるサンフェスの主催者のスキャタをステージに呼び「彼は神様を必要とする。私たちは彼のために祈りましょう」とオリーブオイルと生卵を投げつける光景に会場が爆笑の渦に!息つく間もないハイレベル、ハイエナジーパフォーマンスに大歓声が上がった。

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エレファント・マンの前にパフォームしたSpragga Benz(スプラガ・ベンツ)はテンポの早い当時のリディムに裏切ることなくタイムスリップしたかのように"No way""Turn me on""Back shot" などダンスホール現役ばりにイケイケのフロウと動きで会場が湧いた。

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サンフェス初登場の19歳、Koffee(カーフィー)。初々しくも"Ragga muffin,""Rapture,""Burning","Toast"をこなして観客を楽しませた。さすがツアーの成果、動きが自然で良くなったのが印象的。

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"Skankin sweet""Here comes trouble" "Spanish town rock"、太陽が昇って辺りが明るくなった頃の”I can","likes"などヘビー・ヒット曲を75分かけて焦ることなくchronixxのゆるい時間の流れのなか展開され、ダンスホール・ファンも、良い音楽、良いパフォームと共鳴されてる良いメッセージに魅了されポジティブ・バイブスに満たされクロ二クスの音楽に導かれていった様な素晴らしいショーだった。 

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朝日が昇り会場の温度も上がった頃に登場、女子人気が半端ないDexta Daps(デクスタ・ダップス),終始笑顔で甘い曲"Owner""Cheat on you" などを次々に披露しては着てたジャケットやシャツなど脱いで観客に投げる。新曲”"No under wear"を歌う頃には「ズボンも脱いでー」と観客から声が上がった。ステージを去ってからも歓声は鳴り止まずSEXシンボルNO.1アーティストは"Shabba madda pot"で男性客からも声援が上がる中幕を閉じた。 

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"Nuh Mad"大ヒットで完璧復活したMUNGA(ムンガ)のパフォームも良かった。ゴールドのスーツで身を固めたギャングスタ・ラスタは”Take My Place"で堂々と登場。「去年俺は死んだと言われたけど今年また生まれ変わったんだ!」とMC。懐かしのビッグ・チューン"Bad from mi born""Whine pon it""Nuh fraid A"で一気に会場を盛り上げた。

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残すとこ5名のパフォーマーとなりステージに上がったGovana(ゴヴァナ)はスペシャル・ゲストであり兄貴分のAidonia(アイドニア)も覆面を被った姿で登場、会場のボルテージも最高潮に。 

 

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朝8時20分になっても会場のお客さんは一つの目玉でもあるモンテゴ・ベイのアーティスト、Chronic Law(クロニク・ロー)と6ixのリーダーでもあるSquash(スクアッシュ」)を待ちわびていたため帰る姿がない。Jahvillani(ジャビラニ)のパフォームの後、警察から直ちにショーの終了を告げられ、2人のパフォーム出来ないままあっさりサンフェスのダンスホール・ナイトは幕を閉じた。

 

”刑務所で何ヶ月か拘束されてたChronic Lawが警察から嫌がらせを受けてるから、”バック・ステージで警察と揉めて悪い言葉を使ったから”、”JahvillaniとChronic Lawが会場で口論となった”、”銃が出てきた”など色んな説は未だに飛び交ってるが、終了予定時間の6時を大幅に過ぎたからというプロモーターからの言葉。文句を言いながら立ち去る観客でゲートは混雑した。8時27分だった。


2日目のサンフェスはヘッド・ライナーのBuju,Beres、その他13組のアーティストが出演。ブジュを近くで見ようと早くから会場が満員になり、スペースを少しでも作ろうと「持ち込んでいる簡易椅子を畳んで立って観てください」とアナウンスされたほどだ。今年のサンフェスは最多動員記録も作った。

 

7年ぶりに登場。明らかに成長して誰もが素晴らしかったと言ってたProtoje(プロトジェ)の45分のショーは前もって本人の言ってた「自分のチームでステージ上でパーティーをするよ」の言葉そのもので、Lila ikeをステージに呼び"Second Chance"を歌った途端大歓声が沸き起こった。リラのダイナミックな動きと強い歌声に誰もが魅了され、そのままアサシンをステージに呼んで3人で新曲"Another World"披露。

Jesse Royal(ジェシー・ロイヤル)とSevanaを呼んで”Sudden Flight" ジェシーとの”Lion Order",Chronixxを呼んで"No Guarantee"からの”Who knows"で会場噴火。”Skankin Sweet”やアサシンが”Mix Up ”などラバダブ。アーティスト友達6人集結して繰り広げられるステージは一生忘れられない瞬間を造り出した。

"Blood Money"はイントロがかかった時点で会場完全ロック。「チェリー・ガーデンにたくさんドラッグがあるって歌ってるけど、ただこの曲を作ってた時チェリー・ガーデンを通ってただけで、実際自分もいつか住んでみたいよ」と、他のエリアの名前を入れて歌ったりと、終始最高のボルテージで強く響くコンシャスなメッセージを届け、大歓声は鳴り止まなかった感動的なショーだった。

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大ベテラン、ベレス・ハモンドもラブ・ヴァラード全開。甘い歌声で女性たちを魅了。ステージ横で見てたビーニ・マンを呼んで歌わせる光景も。

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思いっきり"Mi and Oonu"でステージの左から右へ派手に駆け巡り歌いながらの登場で会場を一気に爆発させたブジュ。ライブ・ストリームを見てる何十万人もの人にも火をつけたはず。「誰がラスタはワイニーできないとか言ってるんだ?」と派手にワイニー。 "Champion" "Not an easy road" "Hillsand valleys" "never been told"数々の90'sヒットで展開される。”Untold story”で途中靴を脱いで終始ステージ上を裸足で駆け巡った。 ジャマイカの国のアイコンが沢山の愛と感謝の気持ちを受けて、待ちわびてたファンに愛を込めて歌う。誰もがここに居れてブジュのショーを観てるという時間を過ごせてるという事は素晴らしい事だと思っただろう。3ヶ月前のスタジアムでのショーとはまた違った。自信もついてるパワーアップしてるレジェンド、BUJUの素晴らしいショーでReggae Sumfest は幕を閉じた。

 

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地球上でナンバー・ワンのレゲエフェスSumfest。
音楽は世界共通の言葉です。来年ここで生きてることに対してお祝いしましょう。レゲエ最高。

 

 

 

 

 

 

 

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OKAMAI

ジャマイカ在住/FREMAGA編集長/コーディネーター/ジャーナリスト(執筆4冊)/

トラベラー(55か国)/バイブス姐さん

Instagram:okamai_ja

 

 

 

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