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2020.3.27

【トリニダード・トバゴ・ポートオブスペイン編】ワールド・レゲエ・マップ 〜世界の果てまでレゲエ旅

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トリニダード・トバゴ(以下トリニダード)とは、トリニダード島とトバゴ島の2島からなるカリブ海に浮かぶ美しい島国です。トリニダードはスティールパンやリンボーダンス発祥の地としても知られていますが、世界三大カーニバル開催国の一つとしても有名です。

 

トリニダード島にある首都ポートオブスペインには、毎年カーニバルの開催される2月に(年により3月の場合もある)世界中から多くの観光客が訪れます。私たちSOCA IN JAPANも現地の有名カーニバルバンド、YUMAと提携を結び毎年参加しています。

 


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そんなトリニダードが生み出す国民的音楽は、SOCAと言われるカーニバル・ミュージックです。語源はSoul of Calypso(ソウル・オブ・カリプソ)で、Calypso(カリプソ)とはトリニダードに古くから存在するカーニバル音楽であり、SOCAの原点であり、レゲエ・ミュージックの進化の過程でも影響を与えた音楽として知られています。

 

10代でレゲエにハマり、カリブ海で最初に旅した国はジャマイカ。その後、カーニバルに魅せられトリニダードにも恋した私は、全く違う文化を持つ両国の間に、強いつながり感じる時が多々あります。

 

トリニダード人は実はレゲエ好き!?ジャマイカ人は実はソカ好き!?
そんな意外な側面もこの記事でご紹介したいと思っております♪

  

 

ジャマイカ料理が好きなら、これも絶対好きでしょう!鉄板トリニダードフード


まずは、旅する時に大切な食について。

●コーンスープ
ジャマイカのパーティーの露店ではよくジャークチキン屋さんが並んでいますよね。
トリニダードではパーティー会場を出ると沢山のコーンスープ屋さんが待っています。

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ジャマイカでも主食の炭水化物源として食べられているダンプリン(日本でいう水団的なもの)と、ぶつ切りにされたコーンがたっぷり入ったスープです。

 

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お酒飲んだ後の胃袋には最高です。お好みでペッパーをかけて頂きます。

 


●ロティ
お肉の煮込みとひよこ豆とポテトの煮込みを、小麦粉ベースで作ったパイ生地のようなもので包んで食べるのがロティです。

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元々生地に包んであるスタイルから、上記のように別で用意された生地を取り自分で包むスタイルと2パターンあります。お肉の種類は様々!私が好きなのはチキンです。
お肉の煮込みは、ジャマイカのシチューチキン等と似ていて、それよりはちょっと味が濃くてドロッとさせた感じです。

 

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ロティは軽食のような見た目ですが、実際食べると大満足のボリューム感です。

 


●サウス
ゲテモノ系とまではいきませんが、少し見た目がグロテスクな食べ物、チキンフットサウス。

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チキンの足を、ライムジュース・ペッパー・ガーリック・レモン・塩等で作られた液体で漬ける料理。見た目はすこし怖いですが、さっぱりした味わいでコラーゲンもたっぷりです。
ジャマイカでもチキンフットスープ、ありますよね。それを食べられた方なら、これもいけるはず!

 

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チキンフットのサウスが主流ですが、足ではない部位のサウスも時々売られています。
チキンフットが苦手な方も安心して食べられますね。

 

●ダブルス
トリニダードに行ったら絶対逃さず食べてほしいもの、それがダブルス!
揚げた甘みのある小麦粉ベースの生地に、ひよこ豆のソースとペッパーがかかっています。

 

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街中を歩いていると、いたるところにダブルスのお店があります。
生地の絶妙な甘さとペッパーの辛味との相性がとてもよく、カリビアンフードの味が好きな方なら絶対にダブルスは好きなはずです。

 

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●ベイクアンドシャーク
名前の通り、シャーク(鮫)のフライをはさんで食べるバーガーです。
シャークのさっぱりした、でもしっかりした歯ごたえのある食感がとっても美味しいです。
トリニダードのジュース、シャンディーのソレル味と一緒に頂きました。

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ベイクアンドシャークのお店にはサラダバーがあり、このように自分で好きなソースや野菜を選ぶことができます。バイキング感覚で「どれを入れようかな~」と考えている時間が楽しいです。

 

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癖がない味でどなたでも馴染みのあるバーガースタイルなので、カリビアンフードが苦手な方でも食べられると思います。こちらが私たちの行ったベイクアンドシャークのお店です。

 

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ポートオブスペインから車にて1.5時間程度で行けるマラカスビーチにあり、他に何件ものベイクアンドシャークのお店が並んでいます。Richard’s bake and sharkというお店が一番有名だそうですが、すごい行列だったので諦めました(笑)私たちが行ったお店も十分美味しかったです。まだまだ美味しい料理はありますが、是非トリニダードへ行った際は上記の食べ物はマストでチェックして頂きたいです。

 

 

 

トリニダードとジャマイカの音楽の関係性


2020年にトリニダードへ来ていたジャマイカンアーティストと、トリニダードのダンスホールアーティストの例を挙げて解説したいと思います。


●KONSHENSはトリニダードカーニバルが大好き!
容姿端麗でSEXYな歌声を持つKONSHENSは、SOCAファンにも大人気。

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彼自身、カーニバルの時期になるとSOCAの曲を毎年発表しています。

またKONSHENSはよくトリニダードカーニバルを訪れていて、いつも奥様と共にパーティーを思う存分楽しんでいます。その様子は本人のSNSでも、他のメディアのSNSでもよくアップされています。ジュベー(カーニバルの前夜祭)で楽しむKONSHENSと奥様。

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実は私たちも今年同じジュベーチームにおり、真後ろにKONSHENSが居ました。
奥様とご一緒で楽しんでいたので、写真撮影は断念いたしました(涙)。そんなSOCAシーンとの関係性がとても深いKONSHENSは今年、とあるSOCAアーティストと共にミュージックビデオも撮影していました。発表がとても楽しみですね。

 


●ウサイン・ボルトがSOCAアーティストデビュー!
「人類史上最速」とまで言われたジャマイカのスター、元陸上競技選手ウサイン・ボルトは、SOCAファンの中ではカーニバル好きとしても有名です。

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彼も毎年トリニダードカーニバルを訪れ、MACHEL MONTANO等トリニダードのビッグアーティスト達と交流を重ねています。そんなウサイン・ボルト、なんと2020年にSOCAアーティストデビューを果たしました!

 

2017年にロードマーチ(カ―ニバルで最も流れた曲を表彰して言う)を獲得した、
Ultimate Rejectsとの曲です。大ヒットとまではいきませんでしたが、ボルトが曲中でジャマイカとトリニダードをしっかりBIG UPしていて、両国への愛が感じられる明るいカーニバルチューンです。2019年は同年大ヒットしていたMr Killaの"Run wid it"とかけて…...なのかどうかはわかりませんが(笑)MACHEL MONTANOのステージで走り回るボルトがとても印象的でしたね。その様子は彼のインスタグラムを遡ると見られます。気になる方は探してみてください。

 

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私もトバゴ島のパーティーにて、ステージで走り回るボルトを見たことがあります(笑)
彼のものすごくハッピーなバイブスは、カーニバルに通じるところがありますね。

 


●トリニダードの曲がジャマイカで大ヒット!
ジャマイカの現場の流れをチェックしている方なら、もちろんご存知であろうこの曲!

Gun man in she hole – Trinidad Killa

この土臭いダンスホール、実はトリニダードのアーティストの曲なのです。
Trinidad KillaはSOCAも発表していますが、トリニダードのダンスホール(以下トリニダンスホール)アーティストです。

 

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彼の曲はどこか少し前のダンスホールを思わせる、土臭く思い、でも踊りやすいビートの曲が多いです。Gun man in she hole、タイトルからしてジャマイカ人が好きそうですね(笑)。

トリニダンスホールの波は、去年リリースされたMore Zessingの大ヒットにより今まで以上に熱を帯びてきています。

 

More Zessing – Trinidad Ghost

Zesserとはお金持ちの悪いおじさまで、Sugar Daddyの様な存在のことを言います。
直訳すると、彼女はSugar Daddyが欲しい!という内容の曲ですね。ちなみにこの曲にはお決まりのダンスがあり、このミュージックビデオで踊られているように右肩を上げ下げしながらステップを踏みます。お金持ちの悪いおじさまが、札束や銃を持っているのをイメージしておどるのだそうです(笑)。この曲のヒットから、トリニダンスホールへの注目度が上がったように感じます。

 

トリニダンスホールについては、保守派やトリニダードの文化を守りたい人々より様々な論議が上がっています。しかしトリニダードから世界へヒットを飛ばしつづける24歳の若き天才DJ・プロダクター、Travis WorldもSOCAのRiddimに加えトリニダンスホールのRiddimも発表していくと言っており、この勢いは続いていくのは間違いありません。

 

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トリニダンスホールは更に進化していくことでしょう。カーニバル期間はもちろんパーティーもラジオもSOCAがメインなので、トリニダンスホールを聞くことはほとんどありません。
でもトリニダード人はレゲエ・ダンスホールも大好きで、カーニバルが終わった翌日からレゲエ・ダンスホールがパーティーで徐々に流れ始めます。

 

ジャマイカとトリニダード両国のアーティストやプロデューサーの交流は非常に多く、
カリブ海の音楽大国同士お互い影響しあい進化しています。

 

 

最後に。ジャマイカのカーニバルについて

ジャマイカのカーニバルは毎年4月に開催され、多くのカーニバルファンが世界中から集まります。


私はまだカーニバルの時期のジャマイカには行ったことがありません。いつか一度は行ってみたいカーニバルのうちの一つです。2020年は残念ながらコロナウイルスの影響で延期となりましたが、レゲエ好きの皆さんでもし「興味はあるけどトリニダードカーニバルへ行くのはまだ勇気がでない......。」という方がいれば、ジャマイカのカーニバルから挑戦してみることをお勧めします!年々値上がりはしていますが、値段もトリニダードカーニバルよりは比較的安いです。ジャマイカのカーニバルでは最後に結局、ダンスホールが流れるそうです(笑)。ジャマイカらしくて良いですね。

 

トリニダードもジャマイカもカリブ海の本当に小さな島ですが、その小ささからは考えられないくらいの大きなエナジーとポテンシャルを持っています。私も日本という小さい島国の人間なので、そのエネルギッシュさに勇気をもらいます。私にとってはトリニダードもジャマイカも、カリブ海のパワースポットです!

 

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この記事を通して、ジャマイカへしか行ったことない方がトリニダードに興味を持ち、トリニダードへしか行ったことない方がジャマイカに興味を持ってくださったらうれしいです。

最後までご覧くださりありがとうございました。

 

 

 

 

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【CHIAKI IIDA】

レゲエダンサー日本一を決める、ダンスホールクイーンジャパンコンテスト2010にて優勝後、湘南乃風 HAN-KUNやLecca等、有名アーティストのバックダンサーやミュージックビデオのダンサーとして活躍。

国内の大きいフェスティバル(レゲエスーパーパワーキセキ、ワンラブジャマイカフェスティバル等)でも毎年コレオグラファーやゲストダンサーとして出演。ソカ、ダンスホールの海外アーティスト(Bunji Garlin,Stylo G,K'reema,Washy Fire from Major lazer 等)のバックダンサーやミュージックビデオのダンサーとしても、数多くの仕事をこなしている。ロンドンやマイアミでのゲスト出演も経験し、国外でも活動するインターナショナルなダンサーである。現在はプロモーターとしても活動しており、日本で最も大きいSOCA FESTIVAL[JAPAN SOCA WEEKEND]のメインイベント[ISLAND NATIONS]のマネージメントを毎年担当。ブラックミュージックの聖地と言われる渋谷CLUB HARLEMと合同で、ダンスホールレゲエイベントを企画するなど、東京のカリビアンカルチャーの更なる成長に向けて、積極的に活動している。

また、ジャマイカと日本の文化交流を目的とする、NPO法人ジャマイカ情報センターに所属。

自身のダンスクラスのブランドISLAND DANCE MOVEMENTを立ち上げ

ダンサーの育成にも力を入れている。Instagram:@chiakiiida_jp

 

 

 

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