楽曲詳細

癇癪

癇癪

RYOICHI

スマホ版はコチラ
https://sd.reggaezion.jp/track/15249986
必要ポイント:238pt
RYOICHI。日本愛知出身のシンガーであり、それと同時にトラックメイカーでもある。デジタルEPの方での前作「fine dust」では、RYOICHIらしさ溢れるシンプルなビートに力強い秀でた歌声が乗り、その中で細かく刻む異質な雰囲気も漂わせた、絶妙なバランスで完成している作品である。
そして今作の「癇癪」は、ほとんどの楽曲が自身‘R1’のビートで構成されていて、常に変化し続け、それでもブレない一つの軸をより強固にした強いメッセージ、彼の辛辣な雰囲気が前作以上に漂った類を見ない作品と言える。
一定のビートを続け、尖ったリリックにも聴こえる内容を淡々と歌いこなし、‘共感’へと繋げる絶妙なラップチューン「indeterminate」、MVも公開され、R1が手掛けたエキゾチックなビートに数ミリ単位で刻むラップの目立つ「癇癪」、シンプルであるのに力強さもあるエッジの効いたビートに、独自のフロウで速さと落差をリンクさせ力強くシックに仕上がっている「themselves」など、流行から外れたRYOICHIの音楽は、最先端をも超えた独自の音楽で、垢抜けた表情がどの楽曲からも垣間見える。秀でた彼のリリック、フロウ、ビートを遺憾無く味わえる、奇才的作品だ。
MV発表曲を含め洗練された5曲。今作も期待を裏切らない。