マリーナ・ショウという名をきいただけで「Feel Like Makin Love」の入ったベスト・セラー・アルバム『Who Is This Bitch, Anyway?』や、R&Bチャートで自身最高のヒットとなった「Yu-Ma/Go Away Little Boy」などが浮かんできて心躍るファンも少ないないはずだ。
本盤が録音されたのは67年10月。この年の8月には名門カウント・ベイシー・オーケストラのシンガーに抜擢され、文字通り波に乗っていた時期のアルバム制作であった。楽器のコンビネーションも豪華で、いわゆるジャズのビッグ・バンド編成に加え、混声コーラス、ストリングス、オルガン、ヴィブラフォン等の響きも確認することができる。シングル盤で採用されていたエレクトリック・ベースに代わり、アコースティック・ベースの存在感がくっきりとうかびあがっているのも、この『Out Of Different Bags』の特徴だ。アレンジはすべてリチャード・エヴァンスが担当。